スーツ
ストライプスーツはラインの種類で印象激変!
ストライプの種類と着用シーンを紹介。
2022.09.16(最終更新:2024.07.01)
ビジネスシーンでも王道の柄であるストライプのスーツ。種類も豊富で、それによって相手に与える印象も変わってきます。ここではストライプスーツに関する基礎的な知識や、コーディネート方法を紹介していきます。
ストライプスーツの特徴とは?
あか抜けた印象のチェック柄とは異なり、着ることによってシャープで知的なイメージを獲得できるストライプのスーツ。ラインの幅や色が異なることで、印象が大きく変わります。線の幅が広いほど力強さが増し、狭いほど繊細で洗練されたムードをまとうのが特徴。主張が強くなるほど着るシーンを気にしなければならず、面接や目上の方と同席する結婚式など、状況によってはふさわしくない場面もあるので、正しい知識を持って着る必要があります。
ストライプの種類で印象は大きく変わる
ひと口にストライプと言っても、チェック柄と同様に種類がたくさん存在します。オーソドックスなストライプ柄を取り上げながら、その特徴を紹介していきます。
<ピンストライプ>
点線で表現されたストライプ。線が細く、間隔が狭いことからスマートな印象。英国では濃紺とピンストライプの組み合わせが、いちばん風格を感じさせるビジネスウエアだと言われています。
<ペンシルストライプ>
その名のとおりえんぴつで描いたような輪郭のはっきりとした、線の細いストライプを指します。ピンストライプよりもくっきりと線の主張が出ますが、比較的採り入れやすい柄です。
<チョークストライプ>
ペンシルストライプよりも線が太く、チョークで描いたように輪郭がややぼやけた線で構成されます。信頼感があり、どこかエレガンントな印象を与えます。主張が強く、貫禄があるのも特徴。
<オルタネートストライプ>
2色の異なった色、あるいは異なった織柄によって交互に構成されるのがオルタネートストライプです。主張が強く、ピンストライプのスーツなどを着慣れた上級者向けの柄とも言えます。
<シャドーストライプ>
生地の織りによって表現されるシャドーストライプは、光の当たり方によって線が浮かび上がります。主張が薄く、無地のような着方もできるので、着まわしがしやすいという特徴を持っています。
ストライプスーツに合わせたいネクタイ
ネイビーのペンシルストライプのスーツは、爽やかさと清潔感が共存したクレリックシャツとパープルのレジメンタルタイの組み合わせが好相性。タイのパープルが、スーツが持つシャープで引き締まった印象を引き立てます。
一方こちらは潔い白シャツでスーツの魅力を生かしながら、小紋柄のウールタイを締めています。タイの柄で遊びを加えつつも、色がブラウンなので落ち着きがあり、主張が過剰になりすぎないところがポイントです。
グレーのペンシルストライプスーツにはサックスブルーのシャツを合わせて明るさをプラス。タイはボルドーで華やかさと力強さを加えながらも、起毛感のある生地なので落ち着きを共存させながらバランスを取っています。
こちらも同様にグレーのペンシルストライプスーツ。ピッチの細いブラウンのストライプシャツで彩りを加えながらも、ブラックのドットタイでスーツの落ち着きを際立たせながら、さりげなく遊びとつやっぽさを表現しています。
ストライプスーツに合わせたいシャツ
スーツがストライプであるならば、シャツは白や薄いブルーの無地が無難です。ストライプやチェック柄が絶対にNGというわけではありませんが、コーディネートのレベルがぐっと上がるため着こなすのが難しく、組み合わせを間違えればチグハグな印象を与えかねません。とはいえ、少しくらいは個性を出したいというのであれば、クレリックシャツがおすすめです。襟とボディの色が異なるだけでこなれ感が出て、ストライプスーツと違和感なく調和するでしょう。
ストライプスーツのシーン別おすすめコーディネート
プレゼンや大事な会議がある日は正統派で
りりしく格調高いストライプスーツに、タイの表情で安定感を演出しましょう。ジャケットの色を拾ったネイビー縞のレジメンタル柄は、サックスブルーのシャツと合わせることで全体を柔和になじませてくれます
取引先との打ち合わせは落ち着きと誠実さを醸す
グレー地のピンストライプに淡い色のシャツを合わせると、端正で落ち着いた印象を与えます。そこにモダンなペイズリー柄のネクタイに白いチーフをひと挿しすれば、爽やかさに磨きがかかるでしょう。
夜の会食がある日はドレッシーに華やかに
仕事絡みのパーティーやデートなど、おしゃれをしたい日はドレッシーな色合わせに挑戦したい。深いボルドーカラーのタイが上品な華やぎを加えてくれます。大人の色香漂うパープルのチーフはパフスタイルで。清潔感のある白シャツを選び、ビジネスへの目配せもお忘れなく。
パーティーの日はスマートエレガントに着こなす
パーティー時は、シャツをラウンドカラーにしてクラシック回帰的なニュアンスを。ネクタイはいわゆるフォーマルタイと異なり、シルバーの光沢感があり、グレンチェックのようなビジネスシーンでも使えるタイを選びましょう。チーフはTVフォールドで緊張感を持たせて。
まとめ
着ることによってシャープで知的な印象をもたらしてくれるストライプのスーツ。はじめにピンストライプやペンシルストライプなどの採り入れやすい柄のスーツからトライしてみるのがおすすめです。上手に着こなして、職場やパーティーなどのシーンで好印象を獲得しましょう。