調べ・見立て(見立て)

半数以上のビジネスマンが、毎日お酒を飲んでいる!
編集長の「見立て」。#32

2020.06.17

山本  晃弘 山本 晃弘

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アエラスタイルマガジンWEBの「調べ」アンケートで「お酒を飲むのが好きですか?」とド直球の質問を投げかけたところ、83%が「好き」と回答しました。ビジネスとお酒は、切っても切れないもののようです。昭和時代の「飲みニケーション」には、善しあし両面があります。それでも、仕事後のリラックスした一杯は明日への活力につながります。

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今回の調査は、4月から6月にかけて行いました。新型コロナの影響で、新入社員の歓迎会さえも行えない状況にあります。それでも、「ほぼ毎日」飲んでいるビジネスマンは51%。「週4、5日」と「週2、3日」を加えると、全体の8割にも上ります。外食を伴う接待や宴会が減少したことで、家飲みが増えて、飲酒の頻度が逆にアップしたのかもしれません。

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飲むお酒の種類はどうでしょう。ビジネスの接待や宴席では「まずはビールで乾杯」の習慣が根強くあるようで、49%という結果になりました。ワイン15%、日本酒13%がそれに続きます。接待を会食と言い換えることでもわかるように、ビジネスでのお酒は、食事をしながら飲む機会が多い。食中酒に向くワインや日本酒に票が集まるのも、うなずけます。

家飲みのお酒も、ビール34%が1位であるのは変わりありませんが、2位のワインが30%と1位に迫る勢いです。大人数で「カンパ~イ!」とする必要がなければ、ゆっくりとワイングラスを傾けたいという理由でしょうか。1980年代から90年代のワインブームを経て、すっかりワインの人気は定着しました。2000年代に入ってスペインやチリのおいしくてリーズナブルなワインが増えたことに加えて、2019年にフランスやイタリアなど欧州産ワインの関税が撤廃され、家飲み派のビジネスマンはワインをますます楽しめるようになりました。

先日、イタリアンレストランを営む友人から次のような話を聞きました。新型コロナの影響で営業を自粛している最中に、経営を続けていくための方策として、テイクアウトの料理とともにレストランで飲めるワインの販売をスタート。すると、常連のお客さまからワインの発注が殺到したというのです。ある客は「家でもおいしいワインを飲みたいから」と言い、また別の客は「再び店がオープンしたときに飲むからキープしておいて」と言われたとのこと。この状況下で、客が店を支援する役割を担ったお酒のエピソード、心が温まります。

プロフィル
山本晃弘(やまもと・てるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE
WEB編集長 兼 エグゼクティブエディター

「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。ファッションやライフスタイルに関するコラムを執筆する傍ら、幅広いブランドのカタログや動画コンテンツを制作している。トークイベントで、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。2019年4月にヤマモトカンパニーを設立し、現職に就任。執筆書籍に、「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」がある。

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