特別インタビュー

思えばずっとタイメックス。
[渋谷直角 男が憧れる、男の持ち物。]

2020.11.24

写真・図版
腕時計におけるアメリカの象徴とも言われるタイメックスは、普遍的かつ実用性とルックスに優れたモノばかり。どれを選んでも間違いない。Original Camper〈上、中〉各¥8,300、1979年モデルの復刻版のTIMEX Q下〉¥22,000/すべてタイメックス(ウエニ貿易 03-5815-3277

多才でいてファッションフリーク、渋谷直角の愛用品からそのセンスを探ってみる──。

世代的には、親が圧倒的にアメリカ製のモノに対する絶対的信頼、憧れがあるので、親の影響で僕も「メイド・イン・USA」と書かれているとやっぱり特別なものに感じてしまいます。値段が安くても「アメリカ製だから」ってことでカッコよく感じる。いまみたいにネットで過不足なく欲しいものが買える環境ではなかったですけど、日本で買える選択肢が少ないぶん、ひとつのメーカーやアイテムをこよなく愛する、みたいな「深さ」の楽しみ方でしたよね。

「タイメックス」も、リーズナブルな値段でアメリカを感じられる時計で、僕の周りでもファンが多いです。世代としてはやはり「アイアンマン・トライアスロン」。クリントン大統領が着けてるから、というので「だからスゲエんだぜ」と自慢して。何がすごいのかはぜんぜん説明できないくせに、周りも「マジで? スゲエ!」みたいな。いまのアメリカ大統領が着けていても、同じのを着けたいとかなかなか考えにくいですよね。当時は、アメリカならまるごとカッコよかった。

それからミッキーマウスのやつもかわいくて何本か買ったし、「カラビナ」ももちろん。そしてタイメックスといえばコレ、定番の「オリジナルキャンパー」。何げなく買えてしまう気安さで、でもシンプルなデザインも機能も、満足度の高い時計。オシャレなヤツもミリタリー好きもみんな必ず一本は持っていて。そう考えると付き合いの長い相棒だと思えます。

最近、友達が当時モノの「アイアンマン」を、ベルトだけごついメタルブレスに替えていて、ちょっと面白くて。僕も「キャンパー」を久しぶりに買って、自分なりにカスタムしようかと考え中です。これで実際キャンプに行ったらバッチリなのですが、僕のアウトドアはタコ焼きとビール買って、近所の神社でお坊さんがやってるたき火を見ながら食べる、くらいが限界。……それじゃあ、「キャンパー」も泣く?

<<中村憲剛選手に、ラルフ ローレンを見る。 はこちら

アエラスタイルマガジンVOL.48 WINTER 2020」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)

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