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ボタンダウンシャツの
着こなしのマナーやおすすめブランドを紹介

2021.07.29

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ビジネススタイルの多様化に伴ってボタンダウンシャツが注目を集めています。クールビズやプライベートでも活躍してくれるアイテムであり、着こなし方やマナーを押さえておきたいものです。この記事では、ボタンダウンシャツの特徴や着こなしのポイント、おすすめのブランドなどについて紹介します。

ボタンダウンシャツとは

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そもそもボタンダウンシャツとは、襟先を身頃ボタンで留めたシャツのことです。通常のシャツの場合、ネクタイを外したときに襟が崩れたりして、だらしない印象になることがあります。一方、襟先をボタンで固定できるボタンダウンシャツの場合、ノーネクタイでも襟が立って美しく見えます。

クールビズの導入以来、ビジネスシーンでもネクタイを締めずに働くスタイルが一般的になりました。ノーネクタイに最適なシャツとして、ボタンダウンシャツの需要は高まっています。また、プライベートで気軽に着用できることもボタンダウンシャツが人気を集めている理由です。ちなみに、ボタンダウン(button down)には「ボタンで留められるようになった」という意味があります。

ボタンダウンシャツが生まれたのは1896年で、当時「BROOKS BROTHERSBrooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)」の社長だったジョン・E・ブルックスが考案しました。ジョン・E・ブルックスがボタンダウンシャツのヒントにしたのが、英国のポロ競技で使われていたユニフォームです。ポロ競技のユニフォームでは、風や激しい動きではためかないように襟が固定されていました。それを見たジョン・E・ブルックスがリネン素材のボタンダウンシャツを発売すると大評判となり、ブルックス ブラザーズの定番アイテムになりました。

ボタンダウンシャツは「ファッション業界において最も模倣されたアイテム」ともいわれ、現在はさまざまなメーカーが手がけるようになりました。日本ではクールビズをきっかけに再び注目を集めましたが、アメリカでは長い歴史がある伝統的なアイテムなのです。

ボタンダウンシャツの着こなしのポイントとマナー

特徴的な仕立てのボタンダウンシャツを着るときは、通常のシャツとは異なるマナーが求められます。シーンにふさわしい着こなしを実践するためにも、ボタンダウンシャツを正しく着るための知識を身につけておきましょう。ここからは、ボタンダウンシャツの着こなしのポイントやマナーを紹介します。

襟先のボタンは必ず留める

ボタンダウンシャツを着るときは常に襟先のボタンを留めるようにしてください。ボタンダウンシャツの魅力は、ネクタイをしていなくても襟のロールが美しく見えることです。ボタンを外しておくと襟がだらしなく下がり、ボタンが悪目立ちするので気を付けましょう。ネクタイを締める場合も、もちろん襟先のボタンは留めておく必要があります。おしゃれ上級者はわざと襟先のボタンを外す場合がありますが、基本的にはだらしなく見えるので留めるのが無難です。

注意点として、洗濯するときは反対にボタンを外しておきましょう。ボタンを留めたまま洗濯すると、ボタンホールや縫い目に負担がかかってほつれやすくなります。ノーネクタイで着用の場合は特に忘れやすいポイントなので、ボタンダウンシャツを脱いだときに襟先のボタンを外すことを習慣化するとよいでしょう。

ノーネクタイでは第1ボタンを外す

クールビズに適しているボタンダウンシャツは、ノーネクタイで着用することも多はず。ネクタイを締めずにボタンダウンシャツを着るときのルールは、第1ボタンを外しておくことです。ボタンを開けておけば首元に余裕が生まれ、襟のロールを美しく見せることができます。ノーネクタイでも堂々として見えるボタンダウンシャツの特徴を最大限に生かしましょう。

ただし、ボタンを外すことでインナーが首元からのぞかないように注意する必要があります。下着であるインナーが見えると、相手に失礼な印象を与える恐れがあります。ボタンダウンシャツの下に着るインナーには深めのVネックなどを選び、マナー違反にならないように気を付けてください。

TPOに合わせて着用する

ボタンダウンシャツはドレスシャツではないため、どのようなシーンでも使えるわけではありません。まず、冠婚葬祭やパーティーなどのフォーマルなシーンではボタンダウンシャツの着用は避けてください。場にふさわしくない、カジュアルすぎる印象を与える恐れがあります。

ビジネスシーンにおいては、基本的にボタンダウンシャツを着用しても問題はありません。ネクタイを締める際は、なるべく襟が大きいタイプを選ぶのが賢明です。大きめの襟であればネクタイを締めても生地に余裕があり、ボタンを留めたときに美しい立体感が生まれます。ただし、ボタンダウンシャツにカジュアルなイメージがあるのは否めません。人によっては不愉快に思うこともあるため、重要な商談に参加するときや、初対面の相手に会うときなどは通常のシャツを着るのが無難でしょう。

ビジネスシーンでおすすめのボタンダウンシャツのデザインは白無地です。シンプルな白無地であれば、カジュアル感のあるボタンダウンシャツもスーツに自然となじみます。

クールビズで積極的に用いたい

クールビズを実施しているオフィスでは、ジャケットやネクタイなしでシャツのみの着用スタイルになります。シャツ単体で格好よく見せたいときは、襟がしっかりと立つボタンダウンシャツほど適したものはありません。先述のとおり、第1ボタンを外しておけば襟のロールが美しいシャツスタイルが完成します。また、上からジャケットをはおったり、ネクタイを締めたりしてもボタンダウンシャツなら問題はありません。室内と屋外の温度差が激しい夏は特に使い勝手のよいシャツだといえるでしょう。

クールビズでボタンダウンシャツを着るときにおすすめのデザインが、襟が白無地で身頃に色や柄が入ったクレリックシャツです。ストライプ柄のクレリックシャツは単体でもおしゃれで、上品かつ知的な雰囲気を演出できます。ネクタイを合わせる場合は、夏らしいブルー系のものを選ぶと爽やかです。

ネクタイを合わせるときのポイントを知る

日本ではボタンダウンシャツにカジュアルなイメージがあるため、「ネクタイを締めたらまずいのでは」と思う人が多いのではないでしょうか。しかし、ボタンダウンシャツ発祥の地であるアメリカでは、ネクタイを合わせるスタイリングが当然のように受け入れられています。その伝統は古く、作家のF・スコット・フィッツジェラルドや俳優のフレッド・アステアがボタンダウンシャツにネクタイを締めている写真が残っています。

ボタンダウンシャツにネクタイを締めるときの結び方は、シンプルなプレーンノットがおすすめです。ウィンザーノットのようにボリュームが出る結び方は向きません。首元がスタイリッシュに見えるように、シンプルな結び方を心がけましょう。ネクタイを締めるときや外すときは、襟先のボタンを外しておきます。ネクタイを外す前に襟先のボタンも外しておけば、ボタンを留めたままシャツを洗濯してしまう心配もありません。

ボタンダウンシャツのおすすめブランド

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襟のロールをきれいに見せるためには、上質なボタンダウンシャツを選ぶ必要があります。優れたボタンダウンシャツを販売しているブランドを覚えて、堂々としたシャツスタイルを自分のものにしましょう。ここからは、ボタンダウンシャツのおすすめ10ブランドを紹介します。

Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)

ボタンダウンシャツを語るうえで欠かせないブランドが「Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)」です。ブルックス ブラザーズは1818年にニューヨークで創業されたアメリカで最も歴史のある衣料ブランドとして広く知られています。創業者のヘンリー・サンズ・ブルックスは、最高品質の商品のみを作り、適正な利益のみを含んだ価格で販売することを基本理念として掲げました。この考え方は創業から200年以上たった現在も忠実に引き継がれ、ブランドは最高品質のアメリカンクラシックスタイルを追求しつづけています。

先述のとおり、創業者の孫であるジョン・E・ブルックスがポロ競技にヒントを得たことからボタンダウンシャツは生まれました。ブルックス ブラザーズでは、この逸話にちなんでボタンダウンシャツのことを「ポロカラーシャツ」と呼んでいます。ポロカラーシャツはその後、同じくブルックス ブラザーズが発売したレップタイ(右下がりのレジメンタルタイ)と並んでアイビールックを象徴するアイテムとなりました。

ブルックス ブラザーズのポロカラーシャツは現在も誕生当時からほとんど変わらない仕様で生産されています。袖とカフスの間にある襞(ひだ)や襟のロールのカーブなど、こだわり抜いたディテールは世界中の紳士を魅了してきました。伝統を重んじるのであれば、ブルックス ブラザーズのポロカラーシャツは見逃せないアイテムです

J.Press(J.プレス)

「J.Press(J.プレス)」もアメリカントラディショナルを代表するブランドのひとつです。1902年、J.プレスはジャコビ・プレスによってコネチカット州のニューヘイブンで創業されました。クラフトマンシップを存分に生かした誰でも着こなしやすいシルエットを生み出し、J.プレスは高い評価を獲得していきます。アメリカでは「成功者の証し」ともいわれる定番ブランドです。ビル・クリントンやジョージ・ブッシュといったアメリカの歴代大統領に愛用されていた背景もあり、J.プレスは人気と実力を兼ね備えたブランドとして広く知られています。

J.プレスでは、「進化し続ける伝統」というブランドコンセプトに基づき、伝統的でありながらトレンドをくんだスタイルを提案しています。アメリカのブランドではオーバーサイズなアイテムが多いものですが、J.プレスのアイテムは日本人でも比較的フィットしやすい。アメリカントラッドを感じさせる、着心地が快適なボタンダウンシャツが欲しいのであれば、J.プレスを試してみてください。

POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)

上質なボタンダウンシャツを探しているなら、知名度の高い「POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)」もおすすめのブランドです。ポロ ラルフ ローレンは「RALPH LAUREN(ラルフ ローレン)」のラインの一つですが、そのラルフ ローレンはデザイナーのラルフ・ローレンが1967年に立ち上げたネクタイブランド「POLO(ポロ)」から始まりました。

類いまれなデザインセンスが生み出した斬新なネクタイは評判となり、ラルフローレンは事業を拡大してメンズウエアなども手がけるようになります。1972年にはPoloポニーのロゴを左胸に配置したアイコニックなポロシャツが誕生し、ラルフローレンは世界的なブランドへと成長していきます。ボタンダウンシャツの胸にもロゴマークがあり、カジュアルかつクラシカルな味わいを感じさせてくれます。

Gitman Brothers(ギットマンブラザーズ)

「Gitman Brothers(ギットマンブラザーズ)」もアメリカを代表するシャツブランドの一つです。ギットマンブラザーズは1978年、アメリカのペンシルベニア州で創業されました。伝統的な技術を用いたシャツを作っており、メイド・イン・USAにどこまでもこだわっている数少ないブランドです。ギットマンブラザーズのシャツの厳選された素材や、芸術の域というべき縫製技術は多くの紳士を魅了しています。定番モデルの「オックスフォード ボタンダウンシャツ」では、細かいディテールまで創業当時の意匠を引き継ぎながら、現代でも通用するモダンなデザインになっています。

IKE BEHAR(アイク・ベーハー)

通常のシャツでは味わえない最高級の着心地を求める人には「IKE BEHAR(アイク・ベーハー)」のシャツをおすすめします。1982年にアメリカで創業されたアイク・ベーハーは、世界でも指折りのシャツブランドのひとつです。かつてはラルフローレンのシャツ製作も手がけており、確かな縫製技術は通の間で高く評価されています。アイク・ベーハーのボタンダウンシャツを選べば、まるでオーダーシャツのような快適な着心地が楽しめるはず。

BEAMS PLUS(ビームス プラス)

日本のブランドでボタンダウンシャツを調達したいのであれば「BEAMS PLUS(ビームス プラス)」を検討してみるといいでしょう。ビームス プラスは1976年創業のセレクトショップ「BEAMS(ビームス)」から派生したレーベルです。ビームスは創業以来、他ブランドの買い付けやオリジナルブランドの立ち上げなどで事業を拡大し、順調に売り上げを伸ばしてきました。

「長年着られる飽きのこない本物の男服」というコンセプトを基に、ビームス プラスがスタートしたのは1999年のことです。輝いていた時代のアメリカンスタイルを追求し、オリジナルアイテムや輸入品、ビンテージ品などを取り扱っています。当時のアメリカにオマージュを捧げると同時に、現代のスタイルにもマッチしたデザインを提案しています。品ぞろえの幅が広いので、どんなボタンダウンシャツがあるのか一度チェックしてみるといいでしょう。

麻布テーラー

「麻布テーラー」はオーダースーツに定評のある紳士服ブランドです。知名度が高いため、利用したことがある人は少なくないはず。麻布テーラーは1918年に大阪で創業したメンズスーツメーカー・メルボ紳士服のグループ企業が手がけたオーダースーツ専門店。1999年にスタートした麻布テーラーは当初高級感のあるオーダースーツを看板にしていましたが、現在は比較的リーズナブルな商品も取り扱っています。

麻布テーラーの人気の理由は、メイド・イン・ジャパンにどこまでもこだわっていることです。また、非常にシンプルなオーダーシステムを採用しており、初心者でも気軽にオーダーメイドを利用できます。スーツだけでなくシャツのオーダーも受け付けており、体にぴったりとフィットする快適なシャツを仕立てられます。ボタンダウンの襟型には6種類のバリエーションがあり、ディテールも好みに合わせて細かく調整可能です。

鎌倉シャツ

「鎌倉シャツ」はコストパフォーマンスの高いシャツを求めている人におすすめのブランドです。ブランドの正式名称は「メーカーズシャツ鎌倉」ですが、鎌倉シャツの愛称で親しまれています。鎌倉シャツは1993年、鎌倉に設立した小さなシャツショップからその歴史をスタートさせました。世界で活躍するビジネスマンをシャツで応援することをモットーに、上質なシャツを提供するべく企業努力を続けています。現在では日本のみならず上海やニューヨークにもショップを構えており、世界で支持されるブランドへと成長しました。

鎌倉シャツでは、素材や縫製技術にとことんこだわって質の高さを追求しています。世界中の産地に足を運んで天然素材を選び抜き、熟練の縫製職人がそれを丁寧に縫い上げることで上質なシャツを生み出しているのです。また、鎌倉シャツでは80番手以上の肌触りが滑らかな生地を使っています。番手の数字が大きいほど糸が細くなり、縫製が難しくなるため、職人の確かな技術力があってこそ扱える生地だといえます。

コストパフォーマンスの高さも鎌倉シャツの大きな魅力です。鎌倉シャツは縫製工場や副資材メーカーなどと直接取引しており、仲介業者が存在しません。直接取引によって中間コストをカットし、上質かつ低価格なシャツの提供を実現しています。

鎌倉シャツでは、オックスフォードやシアサッカー、ブロードクロスなど、さまざまな生地を使ったボタンダウンシャツを販売しています。着心地の快適さには定評があるので、気に入ったデザインの商品を見つけて袖を通してみることをおすすめします。

無印良品

「無印良品」はナチュラル志向を好む層から絶大な支持を得ている日本のブランドです。1980年、無印良品は西友のプライベートブランドとしてその歩みを始めました。1981年にはアパレル商品の販売を始め、1989年からは株式会社良品計画が運営を担うようになります。1990年からは本格的に店舗を展開しはじめ、現在では世界中に900店舗以上を構えるグローバルブランドへと成長しました。

無印良品が広く支持されているのは、個性を出しすぎず、ちょうどいい満足感を与える商品を提供していることにあるといえます。また、クオリティーと価格のバランスが適切であることも魅力のひとつです。高級ファッションブランドではなく、無印良品のようにコストパフォーマンスの高いブランドを選ぶ人が増えてきています。無印良品ではオーガニックコットンやリネンを使った自然な風合いのボタンダウンシャツが販売されており、価格は2000~3000円程度に抑えられています。

ユニクロ

ボタンダウンシャツを選ぶときに、まず日本最大のアパレルブランドである「ユニクロ」の商品をチェックする人は多いでしょう。もともとは山口県の小さな紳士服店でしたが、1984年にユニクロ第1号店をオープンして以来、破竹の勢いで成長を続けてきました。

ユニクロが事業を展開するにあたって、GAPのビジネスモデルを参考にしたことはよく知られています。1990年代、ユニクロはGAPにならって中国で委託生産を行い、グローバルな調達体制を確立しました。積極的な事業展開のかいあって、ユニクロは名実ともに日本を代表するアパレルブランドへと成長したのです。ボタンダウンシャツも品質の高いものが安価に入手できるので、チェックしてみることをおすすめします。

まとめ

ボタンダウンシャツはカジュアルからビジネスまで幅広い場面で着られる便利なアイテムです。ノーネクタイでも襟が立ってスタイリッシュに決まるため、特にクールビズで重宝します。アメリカントラッドなスタイルが好みなら、ブルックス ブラザーズのレップタイと合わせて着こなすのもおすすめです。ただし、ボタンダウンシャツにはカジュアルなイメージがあり、フォーマルなシーンには向きません。ボタンダウンシャツは、着こなしのマナーやルールをよく理解したうえでコーディネートに採り入れましょう。

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