カジュアルウェア

ファッショントレンドスナップ109
定番スタイルを激変できるベルルッティのミニショルダーは
前がけでモード感を盛るのがお約束。

2021.06.30

ファッショントレンドスナップ109<br>定番スタイルを激変できるベルルッティのミニショルダーは<br>前がけでモード感を盛るのがお約束。

バッグを見てトレンドを感じている男性はそれほど多くはいないと思います。洋服のようにシーズンごとにトレンドの色や柄が発表されるわけではないので、正直そこを気にする方はほとんどいないのが現実。

とはいえレディースのバッグには、そのサイクルは洋服ほど頻繁ではありませんがはっきりしたトレンドが生まれています。最近では、ブランド名が大きく入ったバッグや、ハンドバッグが小型になったようなミニショルダーバッグ。こうしたトレンドは、ジェンダーフリーの考え方が広がっていくのと同時に、メンズやレディースというファッションの垣根を越えて広まりだしています。

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今回取り上げるベルルッティのバッグもそうした時代の流れを絶妙に映し出したもの。見てのとおりビジネス用でよく見るブリーフケースを小型にしたもので、かけ方も前にバッグを持ってくるというレディースのミニショルダーと同じ。

盛夏になるとスタイリングがどうしても限られてきてしまいますが、これなら手持ちの半袖シャツにもトレンドをプラスすることができます。もちろん、実用面でもこの大きさがあれば不自由することはありません。

こうした前がけミニショルダーには大切なテクニックがひとつあります。それは、肩がけベルトの長さ。写真のようにバッグの底がベルトにかかるくらいの短めにするのがトレンドで、これがベルトより下にしてしまうと急にコーディネートがやぼったくなります。

特に半袖シャツやTシャツなどと合わせるときはコーディネートにアクセントが付くので、ファッション系のブロガーがこぞってしていて、映える新ルールになっていると言ってもいいほど。

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アンジュール ガリバーⅡ コットンキャンバス サイズ 縦17cm×横24cm×幅6cm ¥231,000、サングラス¥53,900/すべてベルルッティ(ベルルッティ・インフォメーション・デスク 0120-203-718https://www.berluti.com

バッグの前面には、昔の旅行かばんに貼られていたようなステッカーをベルルッティ流にアレンジしたイラストがプリントされています。レザーの取っ手が付いているので、車から降りたりするときは肩がけではなく手持ちにするのがスマート。

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本体部分は、超軽量ながら撥水(はっすい)性があり耐久性も高い新開発のコットンキャンバス素材。縁取りは、ベルルッティならではのなめし加工を施したブラックのカーフレザー。使い込むほどにキャンバスとレザーがなじみビンテージのミリタリーバッグのような独特の存在感が出てきそうです。

もともとのこのデザインはオールレザーのものが有名でしたが、サイズダウンし、新しいデザインにするために本体の素材をコットンに一新しています。スポーティーな感覚がより強調されていますが、ラグジュアリーなオーラはちゃんと残しているところはさすがベルルッティですね。

掲載した商品はすべて税込み価格です。

トレンドスナップのまとめはこちら

Photograph & Text:Yoichi Onishi

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