ジャケット

春のメンズジャケットのアイテム選びや
コーディネートのポイントを解説

2022.01.25

コーディネート全体の色数を抑えて、できるだけシンプルにまとめる

写真・図版

おすすめのジャケットの色については既に解説しましたが、ここではさらにコーディネート全体の配色について解説します。ジャケパンスタイルに限りませんが、一般的にコーディネート全体のカラーを3色以内に抑えると、統一感が出てセンスよく見えます。完全に同じ色でなくてもよいので、ジャケットとパンツ、もしくはジャケットとインナーを同系色にそろえることで色数を抑え、あとは靴や鞄などの小物を使って差し色を加えます。

さらにシンプルさを追求するなら、モノトーンコーディネートがおすすめ。黒、白、グレーの無彩色を組み合わせるだけで都会的な洗練された雰囲気を演出できます。

ビジネススタイルであれば、黒、白、ネイビー、グレーの組み合わせが定番です。この組み合わせならジャケパンスタイルでもフォーマルな印象を与えられます。

ぼやけたコーディネートにならないよう、テーマを決めてスタイリングする

外出前に服を決める際、漠然とワードローブからアイテムを選ぶと、ぼやけた印象のコーディネートになりがち。事前にテーマを決めてからスタイリングすることをおすすめします。

たとえば「ビジネスカジュアル」をテーマに、あえて少し短めのジャケットに高級感のある革製品の小物をプラス。するとメリハリのある絶妙なバランスに仕上がります。「休日のデートスタイル」や「きれいめレイヤード(重ね着)」がテーマなら、デニムやパーカーを採り入れることで、手軽にカジュアルスタイルが完成します。

ほかにも「リラックス」をテーマにボーダーのカットソーをインナーにしたり、「ミリタリーミックス」をテーマにカーキやベージュのアイテムを差し色に加えたり。このようにテーマを決めることで仕上がりのイメージが具体的になり、理想どおりの着こなしを実現しやすくなります。

ジャケットに合わせるインナーのディテールにもこだわり、印象の違いを楽しむ

ジャケットを着る際、インナーの基本はシャツ。ノーネクタイの場合は襟が遊びすぎて悪目立ちしないよう、小さめの襟かボタンダウンのシャツがおすすめです。また、シャツの裾をパンツの外に出す場合、シャツの丈が長すぎるとだらしなく見えるため、ジャケットよりも丈の短いシャツを選びましょう。

よりカジュアルなコーディネートでは、カットソーやTシャツをインナーにするのもいいでしょう。襟がないぶん、首まわりがすっきり見えてリラックス感のある印象になります。季節感たっぷりに仕上げたいときは、半袖ポロシャツを選ぶのもありです。いずれのインナーにしろ、シンプルな無地が基本で、色使いや柄が複雑になるほどカジュアル寄りになります。

春夏に特に好まれる柄物としては、爽やかなボーダーやストライプが挙げられます。縞の幅が太いものはメリハリの利いた印象を、細いものは落ち着いた印象を与えます。

革靴かそれともスニーカーか、足元のおしゃれまで手を抜かず完成度をアップ

せっかく高品質のジャケットを着ていても、靴が浮いているとコーディネートがさまになりません。ビジネスシーンなら落ち着いたダークカラーの革靴、カジュアルシーンならローファーやスニーカーを合わせるのが基本ですが、もう一歩先のおしゃれを楽しむなら、ドレッシーなスタイルにあえて白スニーカーを合わせたり、逆にラフな印象のスタイルに高級感のある革靴を合わせるのもおすすめです。靴を使って「はずす」ことで、ぐっと新鮮味がアップします。

また、休日や旅先などのオフシーンではローファーを素足履きしてみるのはいかがでしょうか。足元に抜け感を出すことでこなれた雰囲気を演出するこのスタイリングは、海外のモデルやセレブリティーのファッションでよく見られます。もし靴を脱ぐ予定がある場合は、素足履きっぽく見えるフットカバーを着用しましょう。

定番のジャケパンスタイルのなかにもトレンドを意識して採り入れてみる

定番のジャケットとパンツの組み合わせも、少しトレンドを採り入れるだけでマンネリを脱し、ほかの人と差別化できます。たとえば、今期人気のカーゴパンツ。お堅くなりがちなジャケットスタイルに武骨さ、リラックス感をプラスして、一気にいまらしさを感じさせてくれます。

足元にさりげなくトレンドを採り入れたい方は、レザースニーカーに注目。ジャケットにスニーカーを合わせるスタイルが一般化している近年、品格と快適性を満たすアイテムとして人気を集めています。

あるいは、テーラードジャケットそのものにトレンドを反映させる手もあります。たとえば昨今流行しているニット素材のジャケット。カチッとしたフォームに柔らかい素材という、本来対極にあるものが融合したアイテムははおるだけで旬な着こなしを実現してくれます。

ボタンの留め方などテーラードジャケットらしい着こなし方、扱い方をする

テーラードジャケットには2つボタンや3つボタンのものが多いですが、スーツのようにカチッと着用するものではないので、ボタンを留めずフロントを開けたスタイルで着用するのもいいでしょう。ボタンを留めるにしても、いちばん下のボタンはあえて留めないことで、フロントにシワが寄るのを防ぎつつ、格好よく着こなすことができます。

最後に、外出先でジャケットを脱いだときは、ジャケットの身頃を裏返すようにしてたたんでから腕にかけたり、椅子にかけたりすることをおすすめします。折り目がつくのを防いでジャケットの品質保持につながります。

次ページ3ページへ

1 2 3 Next

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 写真・図版

    ファッショントレンドスナップ144
    レザースニーカーの新エースは、オン・オフ使える二刀流。
    おまけにイタリア生まれでコスパ最強!?

    カジュアルウェア

    2022.06.14

  2. 写真・図版

    ファッショントレンドスナップ145
    夏の定番スタイルをオシャレに激変させる究極の一撃!
    その必殺技アイテムの使い方を解説。

    カジュアルウェア

    2022.06.20

  3. 写真・図版

    時間を忘れる喫茶店
    [部長の名店。ひとり気ままにノスタルジックランチ]
    パーラーキムラヤ

    接待と手土産

    2022.06.17

  4. 写真・図版

    3%台の超難関テスト、出費、体力消耗……
    過酷な女子プロゴルフ界で際立つ鉄人・小祝さくら。

    週末の過ごし方

    2022.06.15

  5. 写真・図版

    俳優・塩野瑛久が魅了する、ジュエリーの真価。
    #02 フレッド

    小物

    2022.06.22

紳士の雑学