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花粉症対策に有効なメガネ選びのポイント
おしゃれなフレームも見つかる!

2023.03.03

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行楽シーズンの春。暖かく気持ちのよい季節ですが、花粉症の方にとっては外出が億劫(おっくう)になるつらいシーズンでもあります。特に今年はスギ花粉の飛散量はここ10年で最多という長期予報。アレルギー持ちにとって目の痒みはつらいもの。さらにコロナの規制緩和も進み、オン、オフ共に昨年以上に外出の機会が増えています。

そこで採り入れたいのが花粉の侵入を防ぐためのメガネです。この記事では、よりよい花粉対策メガネを選ぶためのポイントやオススメのアイテムについて解説します。

花粉対策メガネとは? 種類や効果

花粉対策メガネとは文字どおり花粉症の方向けのメガネで、花粉ができるだけ目に入らないようガードする機能、工夫が施されたもの。花粉症の対策方法はいろいろありますが、まずは体に寄せ付けない、付着させないことが基本と言われており、花粉症メガネもそのためのツールのひとつです。

以前はあまり出回っておらず、デザインも限られており、花粉症は緩和できてもおしゃれの面では妥協せざるをえない部分があったようです。しかし近年では、さまざまなブランドが花粉対策メガネを販売しており、見た目も洗練されたものが増えています。また種類も、長時間使用しても疲れにくく日常シーンに適したタイプからスポーツやツーリングなどアクティブなシーンに適したゴーグルタイプまで豊富にそろい、用途に応じて選びやすくなっています。

花粉症のシーズンはお花見やキャンプ、そしてスポーツに旅行と屋外で過ごすことが増える時季でもあるので、お気に入りの花粉対策メガネを1本持っておくと安心です。着用シーンやファッションスタイルに合うものを選べばスタイリッシュなコーディネートを実現できるため、おしゃれをあきらめる必要もありません。ぜひこの記事を参考に、機能性が高くセンスのよい1本を見つけてください。

花粉対策メガネの選び方のポイント

花粉対策メガネはアイテムによってそれぞれ細かな違いがあり、構造、機能、フォルムやカラーもさまざまです。多様なアイテムから自分のニーズに合ったものを選ぶにはいくつかコツがあります。そこで、ここからは花粉対策メガネの選び方のポイントを具体的に解説していきます。

フードのフィット感、密着度が高いタイプを選ぶ

通常のメガネや伊達メガネの場合、着用すると顔とフレームの間に隙間があって、そこから花粉が入ってきます。花粉対策メガネの基本的なアイデアは、その隙間をフード(防護カバー)で埋めることで花粉の侵入を防ぐことにあります。そのため花粉対策メガネ選びにおいては、フードの肌への密着具合が重要なカギとなるのです。

特に花粉症の程度が重く、花粉をよりきっちりとシャットアウトしたい人は、顔とフレームの隙間がきちんと埋まっているか、フードが肌にしっかり密着するかをチェックしましょう。肌によくフィットしてずれにくいものを選ぶことで、長時間の外出でも花粉を気にすることなく過ごせます。

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メガネブランドのZoffの大ヒット商品「Zoff PROTECT AIRVISOR ULTRA+」は目元をぐるりと覆うシリコンフードを採用。ぴったりと肌に密着するため、花粉カット率はブランド史上最高の99%※。レンズをくもりにくくするため、花粉が侵入しづらい側面に通気口を設けた。さらに通気口の上にルーフをつけることで、花粉や飛沫が侵入しにくくしている。マスクをしても曇りにくい防曇レンズも標準装備。L、Mサイズ各4色¥5,500 [度付き防曇レンズへ変更する場合は別途料金¥3,300~](ゾフ カスタマーサポート 0120-013-883
※㈱分析センター調べ。Zoff PROTECT AIR VISOR ULTRA+ Lサイズでの測定値。お顔の形状によって個人差があります。

また、目の周りにうまくフードが密着するためには、そもそもメガネ全体のフォルムが骨格に合っているか、フレームのサイズが顔の横幅や大きさに合っているかもポイントになります。さらに長時間かけることを考慮して、フードの弾力性、柔軟性、肌当たりの優しさもチェックしてください。

ブルーライトカット、飛沫対策の抗菌加工など機能に着目して選ぶ

ひと口に「花粉症対策用」といっても付帯する機能は多様です。花粉の侵入を防ぐフード以外にも注目すべき要素があるので、必ずディテールまで確認しましょう。

例えば、より顔への密着度を高めるために鼻パッドやテンプルが自分で自由に調整できるもの、メガネに付着した花粉を洗い流せるようにフードが取り外せるもの、水に強く錆びにくいパーツを用いているもの、小さくコンパクトに折りたためるもの、さらには伊達メガネとしても使えるよう2wayを想定してデザインされたものや、複数のパーツを組み合わせることで何通りにも使える組み立て式のものなどあります。

ほかにも近年の世の中のニーズに応えるべく、飛沫対策を考慮して抗菌加工を施したものや、パソコンやスマホの光から目を守るブルーライトカット性能を持つものもあります。このように便利な花粉対策メガネが多く世に出ているので、ぜひアイテムごとの機能に注目してください。

毎日長時間使うことを見越し、軽量で快適性の高いものを選ぶ

花粉症のシーズン、屋外はもちろんですが、家やオフィスなど屋内にも花粉は入ってきます。屋内外でほぼ一日中花粉対策メガネを着用することもありえるので、長時間かけていても疲れない、快適性の高いアイテムを選ぶ必要があります。

快適さをキープする要素のひとつとして大切なのがメガネの重さです。オフィスでの作業中や街中を歩くときなど日常で使う場合、なるべく軽いものが理想的です。

また、マスクを着用することが多い昨今、マスクと顔の隙間から水蒸気を含んだ暖かい息がもれてメガネを曇らせてしまうことがよくありますが、いちいちメガネをはずしていては、そのたびに花粉が目に入ってきてしまいます。ぜひ、くもり止めレンズが採用されているものを選びましょう。

さらに目が乾燥しやすい方には、保湿用の保水ポケットを施したものなど、ドライアイ対策が施されているものがオススメです。それぞれのニーズに合うアイテムを選びましょう。

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