調べ・見立て(見立て)
ビジネスでもプライベートでも使えるバッグ⁉
ビジネストートの人気に拍車がかかっている
編集長の「見立て」。#52
2022.02.16
ビジネスとプライベートがシームレスになってきているのを、多くのビジネスパーソンが感じています。毎朝オフィスに出勤していたのに代わって、いまでは朝のコーヒーを飲んだ自宅のテーブルでPCを開いて仕事をスタートさせる例も多いようです。となると、「ビジネス用のバッグは不要になるの?」と質問を投げかけてみました。以前であれば、ビジネスパーソンに「ビジネス用のバッグを持っていますか?」という質問は、あり得なかったことです。今回の調査では84%が「持っている」と回答し、さすがに、まだ大多数を占めています。一方で、「特にビジネス用でないバッグを使っている」も12%。ビジネスとプライベートでバッグを兼用する、文字どおりのシームレスが、ここにも見て取れます。
使っているバッグのタイプでも、ビジネスとプライベートの垣根は低くなりました。これまでの調査では不動の1位であった「ブリーフケース」と並んで、「ビジネストート」を使っていると回答した人が30%と同率1位。そもそもトートバッグは、フィットネスのジム通いや、アウトドアで道具を入れる用途などに使うカジュアルなアイテムでした。「ビジネストート」が登場した2000年代以降は、荷物の出し入れが容易であることからビジネスでも一定の人気を獲得しましたが、かっちりとしたミーティングの機会が減った現状では、ビジネスバッグとして使われる機会がさらに増えたことが今回の調査からわかります。