調べ・見立て(見立て)
ビジネスでもプライベートでも使えるバッグ⁉
ビジネストートの人気に拍車がかかっている
編集長の「見立て」。#52
2022.02.16
ビジネスバッグで重視すること
ビジネスで使うバッグを買うときに何を重視するかを問うたところ、「デザイン」48%、「機能性」38%という回答。2年前に同じ質問を投げかけたときには、「機能性」45%、「デザイン」39%という回答だったのと比較すると、「デザイン」を重視する傾向にシフトしています。昨今の状況を鑑みるに、「ビジネストート」といえども仕事以外のシーンでも使いたいのがビジネスパーソンの本音でしょう。週末のお出かけなどを想定すると、シャープすぎない柔らかい印象のデザインを選ぶのをオススメします。とはいえ、ビジネスバッグに必ず入れるものを考慮して、スマートフォン、充電器、パソコンを入れられる機能性と許容量も欲しいところです。
「ビジネスシーンにおいてバッグを使い分けていますか?」の問いに対する回答に、ビジネスパーソンの知的な配慮がうかがえます。「スーツの印象によって使い分けている」という回答が34%。おそらくは、かっちりとしたスーツにはかっちりとしたブリーフケースを、カジュアルなセットアップのスーツにはビジネストートを、と使い分けているのでしょう。「業務内容によって使い分けている」と回答した29%も、現状の新しい働き方を反映しています。大切な書類を提示するためのビジネスミーティングにはブリーフケースを、PCを持参する軽い打ち合わせにはビジネストートやリュックサックを。そして、自宅でのリモートワークであれば、もちろんバッグは不要です。
今後、働き方がどのように変化するのか。ビジネスウエアの着こなしルールも、バッグなどビジネスツールの選び方も、時代背景と共に進化していきます。従来の決まりごとやウンチクだけに拘泥せず、ビジネスパーソンのリアルな声に耳を澄ませていこうと思います。