接待と手土産

「OIMO cafe」のおいもやき
すべて実食! 自慢の手土産 #81

2022.02.22

おいしさを引き出すポイントは“じっくり”

OIMO cafeは、江戸時代から250年以上、埼玉県の川越でサツマイモを栽培しつづけてきた「むさしの自然農場」が経営している。川越は、言わずと知れたサツマイモの一大産地。特に上富地区でとれるものは「富の川越いも」と呼ばれ、そのおいしさは、ほかの産地のものとは一線を画している。土づくり、苗づくり、苗植え、収穫、貯蔵のどの過程にも伝統の技とこだわりがある。昔ながらの落ち葉堆肥と乳酸菌の豊富な竹チップ堆肥を土に加えて畑を耕し、ウイルスフリーの苗を育てて、育ちやすいように工夫して苗を植え付ける。傷がつかないように収穫し、温度・湿度に気を付けながら熟成させて、食べごろを見極めて選別。そのいもを、個々の状態に合わせて温度や時間を調整しながらじっくりと焼き上げる。この“じっくり”こそが甘さを引き出すポイント。でんぷんをしっかりと糖化させるには酵素のβ-アミラーゼが活躍できる温度帯を長く保つことが大切なのだそうだ。

届いた箱を開けると、かわいいサツマイモのイラストの描かれたリーフレットが入っている。「むかしむかしぼくのおじいちゃんとそのまたおじいちゃんとおばあちゃんたちがずっと守ってきた畑で育ったおいもたち」から始まる、「おいもやき」のストーリーに気持ちが和む。

自分がリピートしたくなるもの、何度でも食べたくなるものこそ、贈られた相手も喜んでくれるはず。体にやさしく、心まで温かくなる「おいもやき」はきっとみんなを幸せな気持ちにしてくれるはずだ。

1050_おいもやき外装

OIMO cafe
埼玉県入間郡三芳町上富287
営業時間/11:00~18:00
定休日/月・火曜日
価格/おいもやき 大(1kg、3~4本)2500円 ※税込み
問/090-2729-5236
https://oimocafe.com/

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Edit & Text:Yuka Kumano

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