週末の過ごし方
プレゼン前のドキドキを緩和するリラックスの一発。
10年後の自分を幸せに! 日々の生活に採り入れる簡単ストレッチ
2022.07.08
猫背やストレートネック、たまってしまうストレスなどはデスクワークを中心に働くビジネスパーソンにはつきもの。放置すれば10年後に身体が悲鳴をあげることは必至で、今のうちに策を講じる必要がある! 運動ですよね、そうですよね。……そんなことは百も承知。しかし、日々忙しく疲れているからこそ運動を始めるなんて、ましてそれを続けるなんて。モチベーションを維持するだけでも至難の業ではないだろうか。そんなアナタのために、パーソナルトレーニングスタジオ『COREGO』のエグゼクティブトレーナー簑島 桂(みのしま・けい)さんが伝授する、簡単気軽なストレッチ。日々直面するシチュエーションごとに、場所を選ばずさっとできるので、うまく習慣化することができそうだ。
緊張をほぐして実力を発揮
今日はずっと温めていた企画のプレゼン……。はたまた、意中のあのヒトとの初デート。絶対に失敗したくないときだからこそ緊張してしまう、そんなシチュエーションに直面したときも、やっぱりストレッチが有効だ。簑島さんのおすすめは、ハーバード・ソルボンヌ大学の根来先生が提唱する「4・4・8呼吸」。読んで字のごとく、4秒かけて息を吸って4秒間止め、8秒かけてゆっくり息を吐く呼吸法で、副交感神経を優位にし、気持ちを落ち着かせる効果があるという。
ここで意識したいのは、「すぅ~」の呼吸。息を吸うときも吐くときも、「すぅ~っ」と意識的に音に出してみると正しい呼吸の感覚がわかる。「はぁ~」だと息が散ってしまい、なんだか抜けたような感じがと、違いが明らかになるので、試しに両方やってみるのもよさそうだ。
楽な呼吸のための一発!
緊張しすぎて、思わず呼吸が浅く! そんなときは、4・4・8呼吸の前にストレッチを採り入れてスムーズな呼吸を促そう。
両腕を頭に当て、胸骨を開くように前後左右に身体を倒してストレッチ。
タオルなどを持って引っ張りながらストレッチすると腕がぐっと伸びて、さらに効果を実感できる。
「サイドアーチ」と呼ばれるこのストレッチ、悪い姿勢や緊張などで固まった胸郭(きょうかく)をほぐす効果があるのだが、腕を上げて前後左右に動くことにより肩こりも軽減されるという、うれしい特典つき。緊張してないときにもぜひ習慣にしたい。この呼吸とストレッチのコンボで、リラックス効果は絶大。あとは実力を発揮するのみ!
簑島 慧/トレーナー・あん摩マッサージ指圧師
1999年より日本女子体育大学にてダンスを専攻。2009年ニューヨークへ単身渡米、GYROTONIC®、GYROKINESIS®、Zena Rommett Floor-barre ®のトレーナー免許を取得。2013年9月、独立しstudio corego.にて専属トレーナー、大学の非常勤講師、リフレクソロジスト、トレーニング育成、都内外イベントの出張などをしながら、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得し、その日の体調、環境、天候に合わせて、無理なく、楽しく、美しい身体づくりができるプログラムをオリジナルで提供している。
studio corego. https://lit.link/studiocorego
YouTubeチャンネル けいちゃん家【keiの日常エクササイズ】
Photograph:Takahiro Sakata
Text:Shie Iwasa