調べ・見立て(見立て)
夏のボーナスから、社会活動の再開を読み解く。
いまビジネスパーソンが買うべきものは!?
編集長の「見立て」。#59
2022.09.22
アエラスタイルマガジンの「調べ・見立て」コーナーは、読者の投票がリアルタイムでパーセントに反映される機能で、ビジネスパーソンのファッションやライフスタイルについて意識調査を行っています。2017年にWEBをスタートしたときからアンケートを続けているので、同じ質問に対する回答の変化から世の中の変化が見えてくることもあります。
例えば、また今年もアンケート調査した夏のボーナスについて。支給額の平均額などについてはさまざまな機関が調査した結果が発表されていますが、アエラスタイルマガジンの「調べ」アンケートでは「出る(昨年より増えそう)」が45%となりました。これは、「出る(昨年より減りそう)」の30%を上回る結果です。4月から新しい年度をスタートする多くの日本の企業は、売り上げの趨勢(すうせい)がまだわからない夏は固定割合や金額のボーナスとなっている場合もあります。また、昨今の人事制度の変化から、「年棒制なのでそもそもボーナスという考え方がない」という給与体系で働いているビジネスパーソンもいるでしょう。
2020年と2021年に同様の質問をしたときの結果も見てみましょう。2020年の夏は、「出る(昨年より増えそう)」が39%で「出る(昨年より減りそう)」が37%。2021年の夏は、「出る(昨年より増えそう)」が37%で「出る(昨年より減りそう)」が32%です。この数字の推移と今年のデータを見ると、コロナ禍でオリンピックが延期された2020年から2年を経て、ようやく夏のボーナスも上向きになってきたと推察されます。