カジュアルウェア
ビンテージマニアもビックリ!
アーチの新品英国製ワークジャケットはどこがすごいのか。
ファッショントレンドスナップ174
2023.02.24
「このジャケットは、1900年代中期の英国内で使用されていたワークジャケットをベースに、襟元に独自のアレンジを加えたアーチのオリジナルレーベル品になります。生地はイギリスの老舗ブリスベンモスの太畝(ふとうね)コーデュロイで、ここの生地は肉厚で畝がしっかり立っているのが特徴。コットン100%でもこんな生地を織れる機屋はそう多くないと思います。ボタンは40年代のデッドストックチェンジボタンを使っています」と、このジャケットのことを原さんがサラっと解説。
これって大手セレクトショップや個人店のビンテージショップではなかなかできないことを、あえてやっているのです。
「言い忘れていましたが、縫製もイギリスの工場を見つけて、そこですべて縫い上げてもらっています。こうしないとビンテージに見られるような独特のニュアンスが出せませんから」と、とどめのひと言が原さんから。
ブラボー!としか言えませんね。
通常ならコストを考え、縫製だけ日本やアジア諸国でやるという発想になりがち。そのうえ、日本の工場のほうが丁寧で納期もコントロールしやすいですが、アーチはそちらを選びませんでした。
英国製にすることで、イギリスのビンテージのワークウエアによく感じられる、タフでちょっと格式高い雰囲気を出すことを選んだのです。
ブリティッシュ ワーク ジャケット/アーチ ¥96,800(税込)
コットン100%(コーデュロイ 8ウェル)
カラーはブラックとコーン(本文中ではイエロー)
問い合わせ先:アーチ南青山 03-6434-1203
ハンガーにかけただけで立ち上がるこの独特の存在感。かなりタフな生地なので身体になじむには少し時間がかかりますが、リーバイスやバブアーと同じように独特のあたりやシワを入れながら、ビンテージの域に育ててみてはいかがでしょうか。
アーチ南青山
住所/東京都港区南青山6-2-6 ハイム青山1F・2F
電話/03-6434-1203
営業時間/12時〜20時
定休日/毎週火曜日
ホームページ/https://archstyle.tv/minamiaoyama/
Photograph & Text:Yoichi Onishi