週末の過ごし方

natuRe waikiki(ナチュール・ワイキキ)
ハワイの自然への思いがRの大文字に宿る
[帰りたくなるのは、やっぱりハワイ。]

2023.05.12

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前菜「マウイ島産シカ肉のカルパッチョ」。シカによる獣害と生態系保護の観点から食材に活用。

今ハワイでは次々とスターシェフが誕生し、飲食業界に革命を起こしている。地産地消でおいしいだけじゃない、物語や驚嘆が詰まった2店を紹介する。

natuRe waikiki(ナチュール・ワイキキ)

ニューヨークやパリで研鑽(けんさん)を積んだ小川シェフにとって、ハワイとの出合いは衝撃的だった。「圧倒的な自然に魅了されました。ここの野菜や動物たちには大地のパワーがみなぎっていて、料理人として無限の可能性を感じています」

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全8席のシェフズカウンター。

ナチュール・ワイキキは、そんなハワイの食材を伝統的なフレンチの技法で仕上げた「アイランドフレンチ」を提供する。店名のRだけが大文字なのは、観光や経済活動で傷ついたハワイの自然を再生(Regenerate)したいと考えているからだ。そのために小川シェフは、地元生産者との関わり合いを大切にしている。地産地消の概念を進化させ、環境に配慮した農家や牧場、養殖場と契約を結ぶことで、持続可能なメニューを開発。「気になる生産者がいたらどこへでも会いに行く」の言葉どおり、ハワイ諸島のさまざまな食材がこの店には集められている。

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    1992年生まれの小川苗シェフ。ハワイで注目される若手シェフのひとりだ。
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    ハワイアンが主食にしてきたウルで味噌を作り、グラタン仕立てに。ハワイの山で採れるワラビとヒカマを添えたヴィーガンメニュー。

コースはレギュラーとプラントベース(ヴィーガンメニュー)の2種類。予約の際は小川シェフと会話ができるカウンター席をぜひ指定したい。食材の背景からペアリングのこだわりまで、あふれる思いを丁寧に聞かせてくれることだろう。

小川シェフは言う。「1軒のレストランができる地域貢献はわずかかもしれない。でも……」。ナチュール・ワイキキはハワイで最も権威あるグルメアワード「ハレ・アイナ賞」でベスト・ニュー・レストラン金賞を受賞した。ハワイ中がその取り組みに注目している。今後、必ず大きなアクションにつながっていくはずだ。

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築80年以上の歴史的建造物を改装。

ナチュール・ワイキキ
413 Seaside Ave. #2F, Honolulu
https://www.naturewaikiki.com/

<<Podmore(ポッドモア)異次元の進化を遂げたハワイの最新レストラン。記事はこちらから

「アエラスタイルマガジンVOL.54 SPRING/SUMMER 2023」より転載

Photograph: Akira Kumagai
Coordinate: Eriko Shiina(makana press)
Edit & Text: Keiichi Izawa

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