靴
繊細な編み込みがナチュラルなムードを添える、
ラ ボームのサンダル。
2023.08.21
“おしゃれは足元から”というクリシェ(決まり文句)は現代においても有用だが、高温多湿な日本の夏にレザーのドレスシューズはやや不向き。かといって、スニーカーはありきたりすぎてどこか物足りない。そこで、選択肢に挙がるのがサンダルだ。素材やデザインに気を配れば、大人っぽく上品にも装える。何より優れた通気性と解放感は涼やかなだけでなく、Tシャツやショーツといった夏の軽装にまとまりを生む。「でも何を選べばいいの?」とお悩みの貴方のために、今シーズンのおすすめを日替わりで紹介。この夏を共に過ごす気に入りの一足を見つけてはいかがだろう。
ポーランド南部の都市・クラコフ発のラ ボームは、時代に流されない製品づくりを掲げ、常に環境問題に配慮する現代的なレザーブランド。写真の「LODZ」というモデルは、編み上げたレザーが特徴的なメキシコ生まれの「ワラチ」サンダルがそのベース。ベジタブルタンニンレザーによる繊細な編み込みとアイボリーをベースとしたナチュラルカラーが、柔和な印象を付与する。踵(かかと)部分に配した幅広のストラップは、ホールド感を高めるとともにプリミティブな趣がデザインのアクセントにも。やわらかな足当たりのレザーインソールとグリップ力に優れたラバーソールで、履き心地も抜群。タウンユースからリゾートまで映えるデザインは、この夏大活躍してくれるに違いない。
問/TWO-FOUNDATION 06-4963-3687
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Koto Sato
Styling: Tomohiro Saito(GLOVE)
Text: Tetsuya Sato