小物
ボストン型の眼鏡
[俳優・板垣李光人、なりたい自分へと導く眼鏡。]
2024.05.14
眼鏡は視力補正のギアであると同時に、もう一人の自分を創るモノ。「強く見せたい」「優しくなりたい」「小粋を気取りたい」etc.。変幻自在の演技で話題をさらう板垣李光人。新作眼鏡を駆使して見せる4つの顔は、果してどれが本当の彼なのか……?
一見柔和なボストン型で「考える男」。
角の取れたラウンドフォルムが柔和な印象のボストン。この一本は、メタルをベースにセルの細リムを組み合わせた二重仕立て。シンプルなようで、どこか両義的な奥行きを持つ。シャネルいわく「魅力的になりたければ謎をまとうこと」。何でもO K そうに見せて、その実、答えを急がない。この表情は一体どっちだと考えているのだろう。その曖昧さが実にミステリアス。
丸みのあるレンズ形状が特徴のボストン型。トラッドスタイルに欠かせない定番のフレームだ。非常にオールラウンドなスタイルであり、掛けると柔和な表情となる。
上/フォーナインズ
ソフトな印象のプラスチックと上質感あるメタルのコンビ。昨今トレンドのクラウンパントをアレンジした、エッジあるデザインに注目。
中/モスコット
1930年代の米国的な雰囲気を漂わすベッコウタイプのボストン。トレンドが移り変わろうともすたれない正統派。
下/オリバーピープルズ
プラスチックパーツをメタルフレームで挟み込んだ複合デザイン。レンズを囲むリムの外周には、繊細な彫金が施される。
板垣李光人(いたがき・りひと)
2002年生まれ。名前はドイツ語の光(リヒト)から。10歳で俳優デビュー。NHKの大河ドラマでは『どうする家康』など、これまで3作品に出演。今季のテレビドラマ『マルス-ゼロの革命』(テレビ朝日)では主役の相棒を好演。2024年4月に公開される映画『陰陽師0』、報道番組『news zero』(日本テレビ)に出演。俳優業のほかアートの分野など、多方面で活躍する新進俳優として、広く注目を集めている。
板垣李光人さんがVoicyに登場! 撮影の裏話やアレコレお聞きしました。上記リンクからお楽しみください!!
Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Kohei Kubo(QUILT)
Hair&Make-up: Kato(TRON)
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)