カジュアルウェア
【ブルックス ブラザーズ】
「クールビズ」の最適解。
ポロシャツが主役となるこの夏のビジカジスタイル。vol.1
2024.07.03
ジャケットのインナーとして重宝するだけでなく、さらりと一枚で着ても様になる。涼やかに装えるが、ビジネスシーンに不可欠なきちんと感も担保する。いかに時代が変わろうと、色あせることのない永遠のスタンダードでありながら、現代的な装いにもなじむポロシャツこそ「クールビズ」の最適解に推したい。そこで、アメリカントラッドの王道から英国が誇る王室御用達ブランドまで、この夏のビジカジスタイルを決めるおすすめの一枚を、その着こなし術と併せて紹介しよう。
ブルックス ブラザーズと言えば、ポロカラーシャツ(ボタンダウンシャツ)のオリジンとして知られるが、アメリカで最も歴史あるブランドとあってポロシャツのバリエーションも実に豊富だ。写真の製品は、耐久性を高めるパフォーマンス加工を施したスーピマコットン製の一枚。しなやかかつソフトな肌触りは、肌にじかに着てもストレスを一切感じさせない。
今回、ボトムスに合わせたのは、同ブランドで展開されているツイル地のチノパンで、程よく肩の力が抜けたカジュアルなビジネススタイル。とはいえ、ダークグリーンのパキッとした色みがパンツのネイビーとのコントラストを強調し、誠実な人柄や品行方正なイメージを補完している。裾に前後差がなく、ある程度着丈もあるのでタックインしやすいのもビジネスウエアとしては好都合。
すっきりとした細身のスリムフィットは、ジャケットをはおっても表に当たりが響かず、すっきりとした印象に。加えてストレッチ入りなので、インナー使いでも窮屈さがなく運動性も確保してくれる。夏場でもジャケット着用が求められることの多いビジネスパーソンにとって、着心地の快適さというのはデザインと同じくらい重視すべきポイントである。
問/ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818
掲載した商品はすべて税込み価格です。
Photograph: Ryohei Oizumi
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Tetsuya Sato