週末の過ごし方
【柿】
自分へのご褒美や大切な人へのギフトにも。
日本橋 千疋屋総本店で買うべきフルーツの銘品5選。
2024.09.13
いくら想像していたとはいえ、ここまで猛暑が続くと体力は低下し、食欲が湧かないなんて人も多いはず。そんなとき、文字どおり“食指”が動くのは新鮮な季節のフルーツ。ほんのひとくち口にすれば、身体中の隅々にまでみずみずしい甘みが行き渡り、不足しがちなビタミンを補給し、活力をチャージしてくれる。そこで、夏から初秋に向けておすすめのフルーツ&グロッサリーを1834年創業の老舗果物店、日本橋 千疋屋総本店が厳選。今が食べどきの“最旬”が味わえる最高級品や銘品を推薦者のコメントと共に紹介しよう。
「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」。言わずと知れたこの俳句は、俳人の正岡子規が奈良県にある法隆寺を訪れた際に詠んだもの。全国果樹研究連合会によって、毎年10月26日が「柿の日」に制定されたのも、前述の句が誕生した日だからというのが理由だ。季語になっていることからもわかるように、9月〜12月頃に旬を迎える柿は、日本の秋の味覚を代表する果物。日本国内だけでも今や1000種以上の品種があると言われており、日本橋 千疋屋総本店でも「富有柿」「次郎柿」「刀根柿」などの代表的な品種を取り扱う。
甘柿の主要品種であり、果汁が多く上品な甘さが特徴の「富有柿」、緻密な肉質とやや硬めのサクサクとした歯触りが特徴で、豊かな甘みが人気の「次郎柿」、ジューシーかつ甘みたっぷりだが、種がないのでスプーンでも食べられる「刀根柿」など、ひと口に柿と言ってもその味や食感は千差万別。自分好みの品種を知っておけば、あれこれ悩む心配はないだろう。
また、柿の産地では、古くから白和えやなますに使われていたように、料理の素材としても一級品。大根や葉野菜と一緒にサラダにしたり、トマト代わりにカプレーゼに応用したりと、汎用性が高い。同じく、秋が旬のゆずと和えた「柿柚子」や干し柿とバターを組み合わせた「柿バター」などは、ワインやウイスキーのおつまみとしてもぴったりだ。そのまま食べてもよし、料理に取り入れてもよし。この季節にしかない秋の味覚を存分に楽しんではいかがだろう。
【日本橋 千疋屋総本店のここがおすすめ】
「秋の味覚の柿、品種によって食感もさまざまです。さまざまな味わいを楽しんでいただき、旬のおいしさをお楽しみください」
千疋屋総本店 日本橋本店 メインストア 東京都中央区日本橋室町2-1-2 日本橋三井タワー1階
営業時間:10:00~18:00(定休日:不定休/元日)
問/03-3241-0877
https://online-store.sembikiya.co.jp
掲載した商品は税込み価格です。
Text: Tetsuya Sato