カジュアルウェア
【ブルックス ブラザーズ】秋から冬に活躍。
スタイルを決める“主役級”カーディガンvol.5
2024.11.05
「ファッションの秋」とはよく言ったもので、厳しい寒さを凌ぐヘビーアウター必須の真冬になるまで、さまざまなスタイルや着こなしを楽しめるのがこの季節の醍醐味(だいごみ)だ。なかでもアエラスタイルマガジンが、今期おすすめしたいのがカーディガン。気温やシチュエーションに応じて簡単に脱ぎ着ができ、インナーとのレイヤードやボタンの開け閉めで、異なる表情を演出できるのも魅力だ。素材はもちろん、襟型や編み柄など千差万別あるなかで、各ブランドから厳選したおすすめの一枚を、その着こなしと併せて紹介しよう。
1960年代のモッズやジャズマンを想起させるカーディガンは、意外にもアメリカントラッドの代表的ブランド、ブルックス ブラザーズのもの。ネイビーをベースに、フロント部分をブラウンのヘリンボーン柄で切り替えた主張のあるデザインは、すっきりとしたフィッティングも含めてジャケット感覚で着用できる。
インナーにシャツを着てタイドアップするのもおすすめだが、今回は、ブラックのタートルネックセーターを合わせて、クラシックなムードを際立たせた。同じくブルックス ブラザーズのタートルネックセーターは、柔らかくしなやかな肌触りが特徴のメリノウール製。薄手なのでインナー使いとしても重宝する。
パンツはウール100%のスラックスで、ほどよくゆとりのあるシルエットがトップスとも高相性。全体的に重くなりすぎないよう、カラーはチャコールグレーをチョイスした。パンツの裾を気持ち短めにして、足元にサドルシューズやコンビローファー、チェルシーブーツなどを合わせれば、ザ・ジャム時代のポール・ウェラーのように装えるだろう。アメリカのブランドらしからぬブリテイッシュなカーディガンは、永遠のスタイルアイコンへの憧憬を形にしてくれる。
問/ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818
掲載した商品はすべて税込み価格です。
Photograph: Satoru Tada(Rooster)
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Ken Yoshimura
Text: Tetsuya Sato