接待と手土産

「パレスホテル東京」のケーク オゥ マロン。
すべて実食! 自慢の手土産 #144

2025.03.19

「パレスホテル東京」のケーク オゥ マロン。<br>すべて実食! 自慢の手土産 #144

ミシュラン3キーの風格がにじむ贅沢なマロンケーキ。

いざという時、いやいざという時でなくとも頼りになるのが、一流ホテルの手土産だ。華やかなセレブや政財界の要人をはじめ、世界中からゲストを迎え入れ、洗練されたホスピタリティにあふれ、いつかは泊まってみたいとみんなが憧れる。その信頼とブランド力は絶大だ。今回はそんな憧れのホテルのおすすめの手土産を10回にわたってお届けする。

「パレスホテル東京」と言えば、海外ホテル勢が乱立する都心においてドメスティックブランドを代表するホテルのひとつとして、昨年のミシュランガイド ホテルセレクションにて最高評価 3ミシュランキーを獲得。また皇居の緑を目の前にして、住所はなんと丸の内1-1-1と、知る人ぞ知るパワースポットでもある。

実はパレスホテル東京は“食のおもてなしをお持ち帰りいただきたい”と、開業当時からペストリーショップに力を入れていて、趣向を凝らしたスイーツやブレッドなどラインアップには目を見張るものがある。定番のマロンシャンティイを思い浮かべる人も多いと思うが、手土産となると扱いやすさも必要となる。そんななか筆者のイチオシは「ケーク オゥ マロン」だ。

こちらは栗のパウンドケーキなのだが、立派な桐箱入りで、外見の風格もさることながら、ふたを開けたときのインパクトがすごい。生地が上からまったく見えないほど、栗がぎっしりと並べられ、粉砂糖とコニャックを合わせたフォンダンがマロンと生地を覆う、ルックスの華やかさは絶大だ。

パウンドケーキは生地が命と、小麦粉の使用量を最小限に抑えつつ、香りのよい発酵バターと、マロンのペーストをふんだんに加えてあるのだが、いちばん大事なのは生地をしっかりと乳化させることだそう。この加減によってざらつかず、しっとりと口当たりのいい生地に仕上がるのだ。味に変化をもたらすために、ポートワインやコニャックとオレンジ、シナモンでしっかりと煮込んだイチジクのコンフィを練り込み、水分を失わないように、短時間で焼き上げる。水分を含む生地は思いのほかしっかりとしていて重みがある。イチジクの甘みや酸味がまたいいアクセントになっていて、ごろんと大きな栗も絶品だ。

マロンやイチジクは香り高い上質なもののみをセレクトするなど、素材はホテルのお眼鏡にかなったものだけだ。クラシックなフランス料理のエッセンスも感じながら、小麦粉を最小限に抑えることによる現代的な軽やかさが心地よい。まさにワンランク上の味。

パレスホテル東京の信用に、ルックスの華やかさと味わいのクオリティが加わる。大手町駅直結という立地もあいまって、まさに忙しいときの駆け込み寺。相手も自分も満足できる手土産は本当に頼れる存在だ。

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パレスホテル東京 ペストリーショップ「スイーツ&デリ」
東京都千代田区丸の内1-1-1 B1
営業時間/10:30~19:00
定休日/無休
価格/5200円 ※税込み
問/03-3211-5211
https://www.palacehoteltokyo.com/restaurants-bars/sweets_deli/

<<すべて実食! 自慢の手土産 #143「DEAR BUTTER SAND」の幸せの焦がしバターサンド。

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