カジュアルウェア
【エル・エル・ビーン】洗練されたサマースタイルをかなえる、
今夏おすすめのポロシャツ。Vol.5
2025.08.05
近年、エフォートレスなスタイルが人気を集めるなか、ニットポロの復権にも後押しされて、トレンドに再浮上したのがポロシャツだ。言わずもがな夏の定番アイテムではあるが、程よいきちんと感と快適な着心地、さらにTシャツにはない首元のニュアンスが、盛夏でもおしゃれを諦めたくないしゃれ者のニーズに合致したのもうなずける。
全7回にわたって、誰もが知る名品はもちろん、デザインコンシャスな一枚、さらに機能素材を使った進化系まで、この夏おすすめのポロシャツをピックアップする。
連載第5回に紹介するのは、1912年創業のアメリカ発のアウトドアブランド エル・エル・ビーン。タウンとアウトドアフィールドをシームレスに繋ぐ機能性を備えたウエアが特徴だが、サマーシーズンにおける定番アイテムが「ダブル・エル・ポロシャツ」だ。暑い夏に最適なソフトな着心地と日本限定アイテムを含めた多彩なバリエーションは、性差や年齢を問わず根強い人気を誇る。
繰り返し洗濯しても、シワや毛玉が出来にくく、色あせや縮みにも強い高品質なピケ・ニットを採用した「メンズ ジャパン・フィット プレミアム・ダブル・エル・ポロシャツ」。ゆとりのある現代的なフィッテイングだが、ゴム編み付きの袖口と絶妙な着丈で、だらしなく映ることもない。左胸にあしらったブランドのアイコンでもある「ビーン・ブーツ」の刺繍がポイントに。写真の“トースト・ココナッツ”やシックな“ブラック”、味わいのある“ヴィンテージ・インディゴ”など、全8色が揃う。
細ピッチのボーダーと襟や袖口の切り替えが、クラシックなムードを醸す一枚。こちらも素材には、高品質で柔らかな着心地が特徴のピケ・ニットを採用。胸元には、エル・エル・ビーンのお膝元、メイン州のカタディン山をモチーフとする“カタディン・ロゴ”のワンポイント刺繍をあしらった。着始めのクリーンなたたずまいはもちろん、長い間着込んだ雰囲気も肩肘の張らないこなれ感を演出してくれる。
1990年代に人気を博したエル・エル・ビーンの名作「カスコ・ベイ・ポロシャツ」をアーカイブから復刻させた一枚。こちらも素材には、通気性に優れたコットン・ピケを採用。クラシックな柄行きと襟や袖口のコントラストカラーなど、当時のデザインを踏襲しつつ、フィッテイングを現代的にアップデートした。程よくゆとりのあるサイジングは、タックアウトした際のバランスも考慮されている。
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Photograph: Yuki Kina
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Tetsuya Sato