週末の過ごし方
シシド・カフカを旅へと誘(いざな)う、
艶(つや)やかなイタリアの風。
2026.04.07
マセラティ グラントゥーリズモと美しい人。
イタリア語で風を意味する“VENTO(ヴェント)”。だが、この一語だけではない。東風はレヴァンテ、西風はポネンテ、南東風はシロッコ、北西風はマエストラーレ、北東風はグレカーレなど、吹いてくる32の方角それぞれに呼び名がある。まぎれもなくイタリアは風の国だ。そう考えれば、ラグジュアリーブランドのマセラティに、先に挙げた風の名を冠したモデルが多いのは象徴的。流体力学を美学にまで高めたこのグラントゥーリズモも、止まっているときでさえ、見えない風を切っているようだ。
歌手、ドラマー、女優、モデル。さまざまなジャンルで凛(りん)とした存在感を放つシシド・カフカ。自動車免許を取得したのは5年前で、主にライブで楽器を運ぶ必要に迫られてのことだった。ステアリングを握ったばかりの不安も最初だけ、ドライビングプレジャーに目覚めるのに時間はかからなかった。
「佐渡島に行ったんですが、自然の中を走るのがすごく気持ち良かったですね」
見える景色が別物だったと楽しそうに語る。
いま行ってみたい国がイタリア。アマルフィやポルトフィーノなど、海が見える街でクルマを走らせる。そんなシーンにマセラティ グラントゥーリズモはよく似合う。
「いま乗っているバンに比べて、さらに走りやすそうなデザインだと思います」と目を輝かせる。特に注目したのがサッシュレスドア。
「(窓を開けたとき)サイドの見晴らしがすごくいい!」
クルマに乗りはじめてから、旅行の在り方が変わった。
「以前は何か得ることが目的でした。いまは流れるように感じることを楽しんでいます」
美しいクルマは、乗る人も風景も美しく見せる。イタリアの贅を尽くしたクルマは、窓から地中海の光と風を運んでくれるようだ。
シシド・カフカ
メキシコ生まれ。ドラムヴォーカルのスタイルで2012年デビュー。ミュージシャン活動の他、2017年にNHK連続テレビ小説『ひよっこ』に出演。ハンド・サインを使った即興演奏リズム・プロジェクト「el tempo」を主宰し、東京パラリンピックの閉会式に出演したことも話題に。近年では、「BONE DAWN」の他「堺正章 to MAGNETS」のメンバーとしても活動中。日本テレビ『パンダより恋の苦手な私たち』での灰沢アリア役も記憶に新しい。
https://shishidokavka.com/
車名:マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ 75th Anniversary
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4965×1955×1410㎜
ホイールベース:2930㎜
駆動方式:4WD
車重:1870kg
乗車定員:4名
エンジン:3リッターV型6気筒ツインターボ
最高出力:404kW(550ps)/6500rpm
最大トルク:650Nm/2500~5500rpm
トランスミッション:8速AT
タイヤサイズ:フロント265/30ZR20、リヤ295/30ZR21
車両本体価格(消費税10%込):¥36,600,000
※本車両は75th限定特別仕様車で、標準仕様車両の車両本体価格は¥27,460,000
問/マセラティ ジャパン 0120-965-120(9:00~18:30/年末年始を除き無休)
https://www.maserati.com/jp/ja/models/granturismo
Photograph: Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)
Styling: Narumi Oki(CONTEMPORARY CORPORATION)
Hair & Make-up: Aya Iwasawa
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)
Edit: Haruhiko Ito (Office Cars)