週末の過ごし方
ケニア、キベラの若者による写真・映像展
坂田ミギーがBUG「CRAWL」選出企画を開催
「キベラ“スラム”から見つめる世界 ―語られてきた私から、語る私へ。」展
2026.04.08
ケニアのナイロビ最大のスラム、キベラに暮らす若者たちによる写真・映像展が、東京・丸の内のアートセンターBUG(バグ)で開催される。企画は、NPO法人シフトエイティ代表理事であり、株式会社こたつ共同CEOの坂田ミギー。本展は、アートワーカー向けプログラム「CRAWL(クロール)」の選出企画として実施される。
本展の主役は、キベラに暮らす若者たち。寄付で集まったカメラと、プロの写真家や映像作家による指導をきっかけに、自ら日常を撮影しはじめた。作品に写るのは、これまで外から語られてきた「スラム」のイメージではない。喜びや苦しみ、働く姿、将来への希望など、自分たちの視点でとらえた現実だ。
将来の夢として「ジャーナリスト」と答える若者が多い背景には、社会から無視されてきたという思いがある。カメラを持つことは、記録するだけでなく、「自分の言葉で伝える力」を得ることでもある。被写体として見られる存在から、自ら語る存在へ。その変化が本展のテーマとなっている。
会場では、100点を超える写真・映像作品を展示。併せて、作家本人による解説映像も紹介する。会期中には、来場者がキベラの若者に質問を送り、後日返答が届く仕組みも用意。作品を見るだけでなく、やり取りを通じた理解が生まれる場となる。
東京の中心に、キベラの視点を持ち込む本企画。表現することの力と、その意味を見つめ直す機会となる。
アートワーカー(企画者)向けプログラム「CRAWL」選出企画
キベラ“スラム”から見つめる世界 ―語られてきた私から、語る私へ。
https://bug.art/exhibition/crawl-sakata/
会場:BUG
住所:東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階
開催期間:2026年4月25日(土)〜5月31日(日)
開館時間:11:00〜19:00
休館日:火曜日
※5月5日(火・祝)は開館
入場料:無料
問/SHIFT80 https://shift80.org
取材協力/SHIFT80
Text:AERA STYLE MAGAZINE