週末の過ごし方
猛暑でも餃子とチャーハンでばっちり
スタミナをつけて“島”って行こうぜ!
マッチと町中華。【第34回】
2026.08.21
どんなときでもギンギラギンに人生を謳歌(おうか)するマッチがあの町、この町の味アリな中華料理店をめぐりながらラーメンをすすり、ときにはビールを飲みながら餃子を頰張る、わんぱくな大人のための食の探訪記。35℃超えの猛暑日にマッチが訪れたのは、1954年に世田谷に創業し、現在は三代目店主が腕をふるう『中華食堂 たか島』。最寄り駅の小田急線・千歳船橋から多少、距離はあるものの、昼どきはいつでも超満員! 真夏の太陽のように明るい女将と名物料理にパワーをいただきマッチ!
外を歩けば一瞬で汗が噴き出すほど暑い夏の午後。日焼けした肌に白のフリルシャツをまとい、さっそうと現れたマッチは、開口一番「今日はビールが最高においしい日だね!」とポジティブ全開。目当ての店のまえに書かれた“高島氷室”の文字を見つけて「今日は町中華の撮影と聞いていたけれど、氷屋さん?」と不思議そうな顔で入店すると、店主の高島成明さんと女将のゆり子さんが明るい笑顔で迎えてくれる。
店内をぐるりと見渡して「とてもキレイにされていますね。絵画が飾ってある町中華は初めて来ました」とマッチ。昭和29年に創業したという老舗ながら、古びた雰囲気はまるでない。「うちは目の前が環八なのでトラックに突っ込まれたことがあって。そのときに大改装をしたんですよ」と笑いながら話す店主に「それはとても大変でしたね。でも、環八沿いのお店ならではのエピソードかも」と苦笑しながらカウンター席に座り、さっそくメニューをチェック。
「これだけ暑いと最高のビール日和ですから、まずは冷たいのを!」と注文し、グラスにたっぷりと黄金の泡を注いで乾杯。「夏こそ食べたくなるのが広東麺だよね。それにチャーハン、餃子とおつまみのメンマもお願いします!」とオーダーしながら「女将さんも料理をされるんですか?」とたずねる。
「いえいえ、私はお客さんに(料理を)運ぶのと食べる専門。なにもしなくていいというので嫁いできたのですけれど、ふたを開けてみたらそうではなかったですね」と明るく笑う。その温かいムードにマッチもすぐに打ち解けて「先日まで『島っていこうぜ!』というタイトルで島だけめぐるツアーというのをやらせていただいていたんです。こちらは店名が『たか島』さんだから、今日が事実上のファイナルかな」と楽しそうに話しながらメンマをつまむ。
石垣、淡路、佐渡、沖ノ島、そして番外編でソウルをめぐり、とても楽しい時間を過ごすことができたと振り返る。「沖ノ島は初めて伺ったのですが、僕は海沿いに漁船が並んでいる風景がとても好きなので癒やされました。どこの場所でもアンコールで30人くらいの方に舞台に上がってもらって、ギンギラギンにさりげなくの大合唱をしたのですが、これも楽しかった! 子どもたちがとても喜んでくれたのもうれしかったです」というマッチのもとに餃子が運ばれる。
「ひとつめは素手で」味わいながら「これは今まで食べた餃子のなかで3本の指に入るくらいのおいしさ!」と序盤からテンションが最高潮に。6個入りをペロリと平らげ「全然足りない! もうひと皿食べられる!」と大絶賛。
そして、広東麺のスープをすすり「この熱さが最高なんですよ。餃子も麺も好みど真ん中。胃も心もほっとしますね。こんなにおいしいということは、ご主人はタダモノじゃないと思う」というマッチの予想は見事に的中。じつは、初代からこの店を継ぐまえは原宿の有名中華料理店で働いていたという。
「それを聞いて納得しました。僕もそのあたりにいたので、もしかしたら昔ご主人が作った料理を食べたことがあるのかもしれないですね」と言い、お次は名物のチャーハンに着手。火の使い方や鍋振りが味に直結するチャーハン。長く愛されてきた老舗の味はいかほど?
「お米のひと粒ひと粒がパラッとほどけて、これぞ理想のチャーハン。そして福神漬けが添えられているのが泣けるよね。僕はカレーも絶対に福神漬けがないとイヤなんです。チャーハンと一緒に食べるのは初めてですが、この甘じょっぱさがアクセントになりますね」
すっかり店主が作る料理に魅了されたマッチは追加でマーボー豆腐も注文。「自分でもこんなに食べて大丈夫?という感じですけれど、おいしいからつい、ね。食べ終えたらそこの陸橋の階段を100回ダッシュしましょう!」。
「すごくおいしいけれど、めっちゃ熱い!」と思わず立ち上がるマッチ
マーボー豆腐を食べ終えて、レモンサワーでクールダウン。「ビールもいいけれど、ビタミンCも摂らなきゃね」
光の速さで運ばれてきたマーボー豆腐の熱さに驚きながら「これも肉のうま味がバシッと利いていてご飯にもビールにも合いますね。でも僕はレモンサワーをいただこうかな」と締めの一杯とともにパンチの利いたマーボー豆腐をゆっくり味わう。
「さすがにおなかいっぱい。でも、ご主人がつくる料理は素晴らしくおいしかったし女将さんの明るい笑顔に元気をもらえました!」
最後に誕生日が近かったマッチに女将さんから手土産をいただくというサプライズも。「町中華でお土産をいただいたのは初めて!」と驚きながらもその優しい心遣いに大感謝。「おかげさまで“島”の思い出がまたひとつできました」とうれしそうに笑った。
たか島
住所/東京都世田谷区千歳台1-40-10
電話/03-3483-5511
営業/11:00~14:30(日・月曜日はランチ営業のみ14:00まで)、17:00~19:30
定休日/火曜日
近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーシングチームオーナー兼監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在。
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『近藤真彦 マッチと町中華。』絶賛発売中!!
近藤真彦(マッチ)が熱々の餃子を頬張り、豪快に麺をすする…。アエラスタイルマガジンで連載中の、ワンパクな大人たちのための食の探訪記。大好評のその内容に、取材時のアザーカット他を盛り込んで一冊のムックに。日本武道館での還暦バースデーコンサート直後に行ったロングインタビューや、ワクワクが止まらないスペシャルな「読者プレゼント(抽選)」にもご期待ください!
タイトル:『AERA STYLE MAGAZINE presents 近藤真彦 マッチと町中華。』
仕様:B5判、100P、オールカラー 発売日:2024年11月25日(月) 定価:1650円[税込]
NEWS!
<マッチと町中華。>ステッカーが完成!
マッチさんが訪れた店舗には、ご本人からオリジナルステッカーをお配りすることになりました。記事掲載された店舗に足をお運びの際は、このステッカーを探してみてください!
Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Keiko Kodera