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トム フォードで、大人の時計遊戯を

2018.07.12

トム フォードで、大人の時計遊戯を

初代ジェームズ・ボンドがロレックスのサブマリーナにNATO軍のナイロンベルトを合わせていたというのは、時計マニアならずともよく知られた話である。設定上そういった演出が必要だったのか、単に見栄えの問題なのか定かではないが、個性の相反するものをミックスする感覚は現代のファッションに通ずるものがある。そんなことを考えているとトム フォードの腕時計に出合った。ファッション界きっての伊達男もベルトの付け替えを楽しむのかと想像すると、なんだかぐっと親近感が湧いてくるではないか。

上品な面持ちにアクセントを添える、ブルースティール製の時針と分針のみという極めてシンプルな構造からは、確固たる美意識が垣間見える。インデックスにはひと桁の数字にも左に「0」を付けることで、対峙する数字とのシンメトリーな美しさを引き出した。素材やカラーを含めて50種類以上あるベルトは、工具なしで簡単に取り付けられるので、いくつかそろえてその日の気分やスタイルに合わせて付け替えを楽しみたい。

ケース¥250,000ストラップ(ホワイトブレイデッドレザー) ¥50,000、ストラップ(イエローアリゲーター) ¥75,000、ストラップ(ブラックグレインカーフレザー) ¥28,000/すべてトム フォード(トム フォード ジャパン 03-5466-1123

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

<<サルヴァトーレ フェラガモのローファーに潜む2つの顔

  文系男子の琴線に触れる、グッチのナイロンブルゾン>>

Photograph:Yoshinori Eto
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tetsuya Sato

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