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週末の過ごし方

ローマからアマルフィへ。
フェラーリが目指す新しいラグジュアリーの地平線

2026.03.25

ローマからアマルフィへ。<br>フェラーリが目指す新しいラグジュアリーの地平線

「すべての道はローマに通ず」――どのような方法や経路を選んでも、最終的には同じ目標や結論にたどり着くことを指す格言だが、この言葉が生まれるほど、イタリアは昔から「道の国」だった。

フェラーリが2019年に掲げたテーマ「LA NUOVA DOLCE VITA(新・甘い生活)」の22クーペモデルは、すべての道の終着点である「ローマ」から始まった。その後継車となるのが「アマルフィ」。永遠の都から地中海の古都へ渡されたバトンは、より進化/深化したドライビングプレジャーを味わわせてくれる。

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3月初めにおこなわれた発売記念イベント「A FERARI WAY OF LIFE」では、シグネチャーカラーであるヴェルデ・コスティエラ(青みががったグリーン)が印象的なアマルフィを前に、モータージャーナリストの西川淳氏とAERA STYLE MAZAZINE WEB編集長の山本晃弘によるトークショーが行われた。

ファッションとクルマ。老舗は歴史を顧みて未来へつなぐ

山本 イタリアはメンズファッションでも重要な位置を占める国です。昨今のファッション界では“クワイエットラグジュアリー”という言葉が注目されています。一見普通のようでいて、高品質な素材や丁寧な仕立てでつくられたものが本当の贅沢だとする傾向です。これは、ものづくりを大切にするイタリアがもともと持っている価値観だと感じます。

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山本 晃弘/「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。現在はAERA STYLE MAGAZINE WEB編集長。服飾ジャーナリストとしてファッションや時計などの記事を執筆し、幅広いブランドの広告やカタログなども制作している。その傍ら、トークイベントではスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。

西川 フェラーリのクルマづくりもそうですね。今でもエンジンを始めとしてほとんどのシャーシやパーツを自社の工場で生産しています。こうしたメーカーは他にはあまりありません。そして、エンツオ・フェラーリの指示で、1947年の創業以来、設計図、顧客からのオーダーや要望などのすべてのドキュメントを残しています。それを、現在の新しいクルマづくりに生かしているんです。

山本 伝統を大切にしながら革新を続けるイタリアのブランドらしいですね。ビエラという世界三大服地生産地に創業350年の老舗がありますが、そこでも、創業からすべての生地見本を保管しています。そして、その生地を現在の気候に合わせて改良しています。

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西川 淳/奈良県出身。京都大学工学部精密機械学科卒業。工学、経済、社会などを俯瞰した視点でクルマを語るフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌や自動車関連ウェブサイトに寄稿している。“永遠のスーパーカー少年”を自称し、年に幾度となくイタリアを始めとするヨーロッパに渡航して、テスト走行やファクトリー取材を行っている。日本カーオブザイヤー選考委員。

日本人だからこそわかる、イタリアのエシカルなものづくり

西川 イタリア人は、意志を持って道をつくったことを実感します。特に名所ではない普通の道でも、すごく美しい景色に出逢うことがあります。走っている道自体が景観になっているんですね。こんな国だからこそ、クルマも芸術でなければならない。取材に訪れたときにイタリアのレンタカーで走っていると、フェラーリで走りたかったと感じます。

山本 西川さん、実際に現地で「アマルフィ」を試乗されていかがでしたか。

西川 乗った日はたまたま雨だったんですが、640馬力のハイパワーに加えて後輪駆動なのに、乗り出した瞬間に「これは行ける」と感じました。

山本 そのスペックで雨の日に走ると、通常のクルマなら少し怖いですよね

西川 はい。でも、フェラーリの「アマルフィ」はミッション、ハンドリング、エンジンのすべてが優れている。それに加えて、何よりも推したいポイントとしては、ブレーキが素晴らしくてコントロールしやすい。石畳の狭い道を走っても、海岸線の美しい道を走っても楽しい。このクルマは、「道を知っているな」と思いました。

山本 フェラーリの運転はハードルが高い印象を受けますが、一般のドライバーでも大丈夫なんですかね。

西川 ええ、前のモデルの「ローマ」は名前の通り都会的でスポーティーでしたが、「アマルフィ」はすごく懐が深く、乗る人にフィットしてくれるクルマだと実感しました。

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山本 フィットするという考え方は、スーツ選びでも大切です。体形に合っていることはもちろん、接客業なのか、出張が多いのかといったことで、求められるスーツのシルエットや素材も変わってくる。ですから、スーツでいちばんいいのはオーダーです。

西川 フェラーリもテーラーメイドが充実しています。ボディカラーやシート、ステッチなども選べて、世界で1台だけのクルマを手にすることができます。いま展示されている「アマルフィ」はヴェルデ・コスティエラというグリーンのカラーですが、山本さんならどんなオーダーをされますか。

山本 そうですね。美しい形が映えるようにボディはシンプルなグレージュ(グレーとベージュの中間色)、内装は赤がいいですね。

西川 まさにクワイエットラグジュアリーですね。

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山本 イタリアのファッション関係者から、「本当に美しいものはエシカルでなくてはならない」と聞いたことがあります。エシカルは“倫理的”の意味ですが、「この服を着て、どれほど豊かな人生を送れるか」といところまで考えているのだと思います。

西川 エシカルというのは、“本質的”ということでもありますよね。それは、フェラーリのクルマづくりにも通じますね。

山本 日本でも「アマルフィ」がどのようにオーナーの方のライフスタイルを充実してくれるのか、楽しみに見守っていきたいと思います。

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車名:フェラーリ アマルフィ
ボディサイズ: 全長×全幅×全高=4660×1974×1301㎜
ホイールベース:2670㎜
駆動方式:フロント縦置きエンジン後輪駆動 
車重:1470kg
システム最高出力:640ps/7500rpm
モーター最大トルク:760Nm/3000-5750rpm
タイヤ:フロント245/35R20、リヤ285/35R20

問/Ferrari Japan https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/ferrari-amalfi
※当モデルのお問い合わせは、公式ホームページ右上の「お問い合わせ」から。

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Photographer:Hiroyuki Matsuzaki (INTO THE LIGHT)
Text:Mitsuhide Sako(KATANA)

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