週末の過ごし方
ファッションデザイナー・永澤陽一の創造理論
“つくる力”をわかりやすく解説
世界で活躍する思考法を書籍化
2026.05.15
著者:永澤陽一、八巻多鶴子
発売元:朝日新聞出版
ファッションデザイナー・永澤陽一の創造理論をまとめた書籍『Pan Creative Fashion 思考 ― 永澤陽一の創造と拡張―』が発売されている。パリコレクションなど世界で活動してきた永澤の考え方や、ものづくりへの姿勢をわかりやすく紹介した一冊だ。
本書では、「Pan Creative Fashion 思考」という独自の考え方を解説。ファッションを単なる服づくりとしてではなく、デザインや社会、人の見方・考え方にもつながる“思考のプロセス”として捉えている。
SUPERNATURE「espoir(エスポワール)」1996S/S
撮影:Rrosemary モデル:Esther de Jong
SUPERNATURE「バタフライ」1996S/S
撮影:Rrosemary モデル:Esther de Jong
永澤陽一は、東京コレクションやパリコレクションで作品を発表するほか、無印良品やAEON、ニューバランスなどの服づくりにも携わってきた。素材や技術への挑戦を重ねながら、独自の表現を追求している。
本書のテーマとなるのは、「デザインは思考のプロセスである」という考え方だ。
“Making is Thinking. Making is Knowing.”
つくることは考えること。つくることは知ること。
ファッションデザインは感覚的な表現として語られることも多いが、本書では、服をつくる過程にある意図やロジックに注目。長年の実践をもとに、創造のプロセスを作品とともに読み解いている。
CIGARETTE 涙 東京・コレクション「スナップボタンのジャケット」1995S/S
撮影:大石一男
狩り パリ・コレクション「日本の染め・ムラ染め・刺し子」2004-2005A/W
撮影:大石一男
また、本書で紹介される思考法は、ファッションだけでなく、アートやデザイン、ビジネス、教育など幅広い分野にも応用できる内容となっている。創造について考えたい人に向けた、新しい視点の一冊だ。
1957年京都府生まれ。モード学園卒業後に渡仏。「TOKIO KUMAGAI」のチーフデザイナーを経て株式会社STILを設立。1996年より自身のブランド「YOICHI NAGASAWA」で東京・パリコレクション公式スケジュールに参加。無印良品、AEON、ニューバランスなどのブランディングやディレクションも多数手がける。2004年毎日ファッション大賞受賞。金沢美術工芸大学名誉教授。国際ファッション専門職大学教授・学部長。
掲載した商品は税込み価格です。
発売元/朝日新聞出版 https://www.amazon.co.jp/dp/4021003282/
Text:AERA STYLE MAGAZINE