週末の過ごし方
ヘネシーへの愛と敬意を、
甘美な一杯に託して世界へ。
2026.08.24
コニャックの歴史を築いてきた名門・ヘネシーが、今年もグローバルカクテルコンペティション「#HennessyMyWay」を開催。フランス・パリの本戦に進む切符をめぐり、東京でも実力派バーテンダーによる予選が行われた。
ヘネシーを使ったカクテル、日本屈指の技と感性が集結。
「#HennessyMyWay」は、世界各国のバーテンダーが「ヘネシー X.O」または「ヘネシー V.S」をベースに、創造性と持続可能性を一杯に込めたオリジナルカクテルを創作。その技と表現力を競う、グローバルなコンペティションだ。
大会は今回で第7回を迎える。世界各国で予選会が行われ、日本は第4回から正式に参加。2024年から2年連続で優勝者を輩出するなど、これまでにも好成績を収めてきた実力国のひとつだ。
愛知県『The AXTELL』のバーテンダー・間座照之さん。「#HennessyMyWay 2026ジャパンファイナル」の2位受賞者。
へネシー X.Oをベースにした受賞カクテルの「黄金の茶室(The Golden Tea Room)」。みりん、あんこ、煎茶、甘酒など、和の素材を自家製の仕込みに取り入れ、和の心を映した一杯に。
京都府『bar ユリイカ』のバーテンダー・木野内捺さん。「#HennessyMyWay 2026ジャパンファイナル」の3位受賞者。
ヘネシー X.Oをベースにした受賞カクテルの「Le Tour de My Way」。自家製の賀茂茄子ジュース、西京味噌インフューズミードを使用した、地元・京都の食文化を感じられる一杯。
東京・神保町で開催された予選会には、全国から集まった応募者の中から、熾烈な選考を勝ち抜いた腕利きの10名がエントリー。サスティナビリティ、ドリンク体験、特別な演出、製品知識、カクテルの外見の5つのテーマに沿ったオリジナルカクテルを考案し、審査員に振る舞った。
グラスを支える手が震え、カクテルの説明では声が上ずる。張り詰めた空気が漂う実演。ヘネシーの豊かな個性をベースに、バーテンダーたちはそれぞれの感性で新たな一杯を生み出していく。そんななか見事に優勝に輝いたのは、自然との共生やヘネシーに受け継がれる時間を表現した、東京都『Cocktail Bar Raven』のバーテンダー・伊藤広光さんだった。
ヘネシーとともに競う、オリジナルカクテルの頂点。
優勝者の伊藤さんは、2020年に『Cocktail Bar Raven』を開業。2025年には世界の美食家が認める名店を網羅した、食のガイド「50 Best Discovery」にバーが選出されるなど、国内外から注目を集める若手バーテンダーだ。
また、2023年には静岡県にトリプルセックやブルーキュラソーの製造拠点を構え、OEM製品の開発やバーの開業コンサルティングなども手がける。そんなビジネスパーソンとしての顔も持つ伊東さんが、この日に用意したのは、自然と酒文化を守るための小さな行動を後押しする一杯だった。
「何気なく選ぶ蜂蜜の背景にある自然や生産者、そして酒づくりを支えるミツバチに目を向け、背景を知って選ぶことの大切さを表現しました」と伊東さんが想いを込める一杯。渾身のレシピには、売り上げの一部が養蜂家を通じて蜜源植物を増やす活動に役立てられる、SDGsの取り組み「未来のミツバチを守る日本の蜂蜜」を使用。伊東さんは、バーテンダーとして目指す姿と、敬愛するコニャックを未来へつなぐ生産者への深いリスペクトを優勝コメントに残した。
「私はコニャックというお酒が本当に大好きです。自分がいなくなった未来まで見据えてお酒づくりをされている生産者の皆さんを心から尊敬していて、私もそんな人になりたいと思っています」。
フランス・パリでの本戦は、今年11月に開催予定。世界の舞台を前に、伊東さんの意気込みも十分だ。
「日本人ならではの感性で、上質なお酒をゆっくりと味わい、豊かな時間を楽しむというコニャックの魅力を、今度はフランスの皆さんにも届けられるよう頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」。
Text:AERA STYLE MAGAZINE