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夏が楽しくなる自分へのご褒美。その2

2017.06.24

夏の贈り物といえば、お中元が思い浮かぶ。暑さが本番を迎える時季、相手をおもんぱかる気持ちが涼を呼ぶ。それは自分へのご褒美でも変わらないだろう。だが何よりも贈りたいのは、これから始まる輝く季節への期待と高揚感だ。いずれのアイテムもビジネスで使える。手にする喜びとともに、この夏を楽しく乗り切りたい。

素肌に涼やかなニットポロ。

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 スポーツシャツの代表格といえばポロシャツだ。特にテニス競技から生まれた、ざっくりとした鹿の子編みに提灯袖(ちょうちんそで)の仕様は普遍のスタイルといっていいだろう。
 だがあれほど愛用したにもかかわらず、この夏はどこかくすんで見える。真夏の太陽を全身で受け止めた時代は卒業なのかもしれない。それでも悲観することはない。新たな夏の始まりにふさわしいポロシャツを自分に贈ろう。
 天然素材の生地は薄手でも高級感があり、心地よい肌触りとともに清涼感が漂う。襟のスタイルや色柄もバリエーションに富み、スラックスとシックに合わせたり、ジャケットのインナーとしてドレッシーにも着こなせるのだ。
 第一ボタンをはずしたり、襟をジャケットの外に出せばリラックスした夏の爽快感を演出する。大人になるのも悪いもんじゃない。

ポロシャツは左上から時計回りで¥18,000/ルトロワ(八木通商 03-6809-2183)、¥36,000/ザノーネ(スローウエアジャパン 03-5467-5358)、¥34,000/ドルモア(バインド ピー アール 03-6416-0441)、¥27,000/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-3473-7007)、¥56,000/クルチアーニ(クルチアーニ 銀座店 03-3573-6059)、¥37,000/グランサッソ(エスディーアイ 03-6721-1070)、¥29,000/アンドレア フェンツィ(コロネット 03-5216-6521)

夏の凛々(りり)しきストライプタイ。

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 18世紀の英国文学者サミュエル・ジョンソンは自著『英語辞典』でこう記す。「ネクタイ結びは、無意味さという尺度にかけては、怠惰の次に位置するとみなすべきである」
 だが時を経て、クールビズの男たちはむしろその価値に気づいたのではないだろうか。ノータイの仕事姿はなんとも締まらない。タフな夏を乗り切るにはやはりネクタイは必要だったのだ。
 おすすめするのがストライプ柄だ。スリーピーススーツなどクラシック回帰の傾向から人気が高まり、生地は夏向きに麻やメッシュを用い、軽さと涼やかさを併せ持つ。
 無地や小紋柄に比べると周囲へのアピール度は高く、ネイビージャケットに合わせればアクセントにもなる。できれば強い日差しにも負けない、少し派手に感じるぐらいがいいだろう。夏にはそんな冒険もまた楽しい。

タイは左から¥10,000/ロバート フレイザー(アイネックス 03-5728- 1190)、¥17,000/ドレイクス(ブリティッシュメイド 銀座店 03-6263-9955)、¥15,000/ステファノ ビジ(バインド ピ ーアール 03-6416-0441)、¥22,000/ターンブル&アッサー(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255)、¥31,000/ イコライ(ストラスブルゴ 0120-383-563)、¥30,000/マリネッラ(マリネッラ ナポリ 03-5413-7651)、¥12,000/マッキントッシュフィロソフィー(西武池袋本店 03-3981-0111)、¥16,000/フランコバッシ(アイネックス 03-5728-1190)、¥16,000/フランチェスコ マリーノ(ビームス 銀座 03-3567-2224)

備えあれば濡れずのコート。

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 曇り空の天気予報の「念のため、折り畳み傘を持って行ったほうがいいでしょう」は、いまや決まり文句だ。それでも折り畳み傘を持ち歩くにはどこか抵抗感がある。要領がいいというか、男としては潔くないのだ。かといって長傘を手にするのは面倒。そんなときに重宝するのがパッカブルのナイロンコートだ。
 不意の雨でもサッとはおれば濡れずにすむ。ゲリラ豪雨には向かないが、緊急避難には頼りになる。ゆったりしたフォルムは軽く、まとわりつくこともない。ナイロン素材は美しい発色と光沢感があり、収納時はブリーフケースにも納まるコンパクトさで、折りジワも目立たない。
 コートの襟を立てればハードボイルドならぬ、スタイリッシュで水のしたたるようなソフトボイルドの男ができ上がる。憂鬱(ゆううつ)な空模様も楽しくなるというものだ。

コートは左上から時計回りで¥34,000/バブアー(バブアー 渋谷店 03-6450-5993)、¥70,000/アクアスキュータム( レナウン プレスポート 03-5468- 5640)、¥90,000/ラルディーニ(ストラスブルゴ 0120-383-563)、¥42,000/ハケット ロンドン(ハケット ロンドン銀座 03-6264-5362)

掲載した商品はすべて税抜き価格になります。

Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO) Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO) Text:Mitsuru Shibata

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