旅と暮らし
メルセデスAMG。
パワフルなクルマが、女性のハートを掴むのか?
2018.03.30
女性というものは、パワフルなエンジンを搭載するマッチョなクルマに、心奪われるものだ。
筋肉質のボディーを纏うハイパフォーマンスモデルを目にする度に、筆者の隣の女性は、思いのほか興奮していた。美女は野獣を好むのか、本能的にそれを欲するのか。動力性能みなぎる筋肉質のクルマに、目を輝かせる女性は少なくないように思う。
メルセデスAMGは、モータースポーツで培った経験とテクノロジーをフィードバックし、特別な市販車を手がけてきた。メルセデス・ベンツのいちブランドであり、究極のハイパフォーマンスを追求している。
メルセデスの各モデルをベースに用意し、コンパクトなAクラスから、最もプレミアムなサルーンのSクラスまで、SUVではGLAクラスからGクラスまで。実に50を超えるモデルが日本で販売されている。
このメルセデスAMGのラインナップで、GLCとGLCクーペそれぞれに、「63 4マティック+」と「63 S 4マティック+」が登場した。いずれも4.0リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載。「63 S 4マティック+」では最高出力510ps、最大トルク71.4kg・mという類まれな強大なパワーを発揮し、0-100km/h加速は3.8秒を誇る。
傍の淑女とともに、そのパフォーマンスと官能的なエンジンサウンドを、掲載の動画で確かめてみるのは一興だ。
専用のスタイリングパーツや、大径のアルミホイール&タイヤ、そしてアルミホイールの隙間から覗くレッドのブレーキキャリパーなど、運動性能の高さはエクステリアからも伺うことができる。また「メルセデス AMG GT」以外のモデルで初めてAMGパナメリカーナグリルを採用した。このフロントグリルはモータースポーツに由来し、クロームメッキを施した15本の垂直フィンが特徴だ。
高級レザーのAMGスポーツシートは、快適性の面でも配慮がなされたもので、むやみにフルバケット式を採用することはなく、乗降性にも支障のないデザインにまとめている。ブラックアッシュウッドのインテリア加飾パネルなどインテリアの各部が放つ上質さは、プレミアムSUVとしてもトップレベルにある。このキャビンに淑女を招いたとして、そのマドンナが微笑みをたたえることは容易に想像できる。
実は現在、メルセデスAMGは手が届きやすいプライスゾーンから設定されている。
最もコンパクトな「A 45 4マティック」は720万円。CLA(クーぺとシューティングブレーク)では782万円と798万円だ。ラインナップの拡充とともに、価格も含め、多くのニーズに対応している点が、メルセデスAMGに注目したい理由のひとつだ。世界初のメルセデスAMG専売店が世田谷に登場するなど、AMGがこれまで以上に身近な存在になっている。
内外装に動力性能と、特別に仕立てられたメルセデスAMG。
その各モデルは、招いた女性の瞳を輝かせるため、検討したい存在である。
※写真および動画のモデルは、実際の日本導入モデルと一部の仕様が異なります
※日本仕様は右ハンドルです
※価格はすべて消費税込みのものです
<データ>
車名:メルセデスAMG GLC 63 S 4マティック+ クーペ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4748×1931×1584mm
ホイールベース:2873mm
駆動方式:4WD
エンジン:4リッターV8DOHC32Vツインターボ
トランスミッション:9速AT
エンジン最高出力:510ps(375kW)/5500〜6250rpm
エンジン最大トルク:71.4kg-m(700N-m)/1750〜4500rpm
タイヤ:前265/40R21、後295/35R21
車両本体価格(税込):¥14,850,000
Photograph:Daimler AG
Text:Haruhiko Ito(office cars)