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東京を呼吸する、イタリアの名品。
第6回 シーラップのコート

2018.04.10

イタリア生まれのウエアが我々を魅力する理由は、ひと言では説明できない。「いま」を切り取る研ぎ澄まされた感性、手作業を重視した伝統的な技術、快適な着心地とつや、その土地土地の空気感や家族の絆……。フワリとまとえば、肌を通してその答えが見つかるはずだ。やわらかな光に満たされる春の東京で、そんなイタリアからのいちばん心地よい風を呼吸してみたい。

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コート¥120,000/シーラップ(エスディーアイ 03-6721-1070)、スーツ¥345,000、タイ¥26,000/イザイア(ともにイザイアジャパン03-5467-4370)、バッグ¥355,000/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン 03-3401-8017)、その他スタイリスト私物

撥水性に優れたアウターに定評のあるシーラップは、ミラノで1935年に創業している。60年代、あのジャクリーン・ケネディを魅了した、控えめなエレガンスとクオリティーは、最先端技術にもアプローチしながら、いまなお進化を続けている。このモッズ風のコートは、ほどよいオイルド加工により、撥水性がありながら、質感や着心地も快適だ。カジュアルはもちろん、スーツにはおればビジネススタイルに新鮮なフレーバーをもたらしてくれる。

<<第5回 ジーティーアーのパンツ

Photograph: Yoshihiro Kawaguchi(STOIQUE)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair: Akino@Llano Hair(3rd)
Make-up: Riku(Llano Hair)
Text: Yasushi Matsuami

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