旅と暮らし
夏のカッコいいカラダになるために!
ビジネスマンのためのダイエット講座
【第4回】リバウンドしない食事の黄金ルール
2018.07.09
こんにちは。
もう気が付けば7月を迎えすでに夏が始まっている。薄着はもちろん、海やキャンプなどで肌やカラダを見せることも多くなることだろう。
「見せる」ではなく「魅せる」カラダで夏を楽しもう!
こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専用ジムZERO GYM でビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。
前回はダイエットの四つの段階についてお話しました。
① 「食事×マイナス」では小手先のテクニックは使わない!
これは、「基本的な食生活ができていない、食事が乱れている」状態です。
たとえば、
・コンビニ頼りで、パスタやパンなど主食一品で済ませることが多い
・飲み会が多く、毎晩お酒を飲む
・甘いものやスナック菓子が大好きで、これらがほぼ食事代わり
というように、ダイエットの前に健康を意識すべき方が該当します。必要なステップは、まずこちら。
・毎日、三食きっちり食べるようにする
・毎日の食事に野菜をプラスする
・和食ベースの食事を心がける
・甘いものを摂り過ぎない
・お酒はできるだけ控える
・「夜は少なめ」を意識する
「食事×マイナス」は、誰の目にも「これぞ健康的な食生活!」とわかる、ザ・王道のやり方です。「食事×マイナス」に位置する方の場合、これらのステップを毎日の食事に組み込むことは、最初はかなり難しいと感じるはずです。でも、リバウンドを防ぐには、まずはこのベースをしっかりつくってあげる必要があります。ひとつだけ心がけるなら、「日本食、一汁三菜を目安にして、西洋化された食事を控える」ことです。
「日本食ばかりでは、それも栄養が偏るのでは?」と心配されている方もいるかもしれませんが、この現代で完全に日本食だけで過ごすことはもはや不可能です。人と付き合いがあれば必ず西洋化された食事を食べる機会がありますし、甘いものもお酒も必要な場面が出てきます。ですので、自分で調整できる時は極力和食で過ごす。それくらいのペースで十分なのです。
唯一、スムージーはテクニックになりますが、食で一番大事な「野菜を摂る」ということを手軽にしてくれるので、ここに入ります。これはクレンズダイエットや断食などの浄化作用を使ったダイエットではなく、野菜を摂ることも満足にできない、ダイエット初心者のための手法です。
つまり、「食事×マイナス」の中でも、さらに初心者向けのダイエット方法になります。ミキサーに入れて回すだけ、一気に沢山の種類が摂れるのでお勧めです。それでも「サラダを食べる」には敵わないので、スムージーで野菜を摂る意識が養われたら、早い段階でサラダや素材の形を残した食事へ移行されることをお勧めします。ちなみに野菜・果物ジュースは糖分が高く、食物繊維が抜かれているので、お勧めしません。
②「食事×プラス」は「利用するもの」
このグループに当てはまるのは、いわゆる「意識高い系女子」です。男性なら「健康オタク」でしょうか。
・飲み物は炭酸水と決めている
・甘いものが欲しくなったら、ナッツやドライフルーツを食べる
・朝はフルーツと野菜をたっぷり
などの食生活を送っている人たちは、往々にして美容・ダイエット情報に関して はプロレベル、という場合が多いようです。情報の感度が高いだけでなく、かつ自分の体をしっかり管理できているので、間違ったダイエット情報にも振り回されにくいという特徴があります。
基礎知識がかなりしっかりしているので、行うなら次のようなステップがいいで しょう。
・白米ではなく、玄米や雑穀米を主食にする
・ステーキならサーロインよりヒレを選ぶ(低カロリ―高たんぱく)
・お酒は赤ワイン(ポリフェノール)やハイボール(蒸留酒)
・スーパーフードを取り入れてみる
・ときには断食やファスティングでリセットを
・サプリメントやプロテインを利用する
「食事×プラス」では、①の「食事×マイナス」に比べて、栄養学や生理学的根拠を利用した、1つレベルの高い食事を行います。というより、①の「食事×マイナス」以外は、基本的に②の「食事×プラス」に入るものと思ってください
サプリメントを利用したり、酵素を利用したり、低GIに変えたり、断食系の浄化作用を利用したりするものです。これらは時代が進むにつれて解明されてきたものです。食事マイナスが「整える」ものだとすると、食事プラスは「利用する」ものと考えると、わかりやすいかもしれません。そして、繰り返しになりますが、くれぐれも順番には気をつけましょう。
テニスでいくらラケットを振る角度を研究したとしても、グリップの握り方が分かっていなければそのテクニックは意味がありません。ダイエットも同じように、「食事×マイナス」でベースを整えずに「食事×プラス」を取り入れても意味がないので、順番を間違えないように利用しましょう。
本日の講義はいかがでしたでしょうか。あなたは食事プラスと食事マイナスのどちらに位置するか、自分の現在地を見極めたうえでダイエット法を選びましょう!
次回は同じように、運動におけるマイナスとプラスを解説していきます。
それでは、今日はここまで。
では今日もよいビジネスライフを!
プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
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