旅と暮らし

夏のカッコいいカラダになるために!
ビジネスマンのためのダイエット講座
【第3回】これでリバウンドなし!?ダイエットの4つのステップ

2018.06.25

松尾伊津香 松尾伊津香

こんにちは。

前回は、夏に向けてかっこいいカラダを作るためのダイエット理論に関して話をした。メインのポイントは、ダイエットは「正しい・正しくない」ではなく「合う・合わない」で見分けることが必要、ということである。

結婚相談所のようなものだ。もしあなたが誰かとデートをしてうまくいかなかったとする。しかし、その女性が「不正解」なわけではなく、単に「合わなかった」だけなのだ。合わなければ、次を探す、そして自分に合う人を見つける……。それを繰り返して自分に最高の相手を探し出す。

ダイエットも同じだ。年齢や性別、環境および趣味嗜好が違うのだから、ぴったりのダイエット法が人それぞれで違って当たり前なのだ。

あなたのカラダは夏を迎える準備はできていますか?

ギクッとした方、今日から始めましょう。

ダイエットは一生付き合っていくパートナーだということをお忘れなく。

こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専用ジムZERO GYM でビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。

さて今回も相変わらず、私のダイエットオタク理論全開で進めようと思います。前回はダイエット法の3つの要素の解説をお話ししました。
①「生理学的根拠」タイプ
②「ストレス除去」タイプ
③「ライフスタイル」タイプ

960_ダイエット12の図1

これらのどこに自分のネックがあるのかを認識し、自分に合ったものを見つけることが重要です。

<詳しくはこちら> 

さて今日のお話ですが、万年ダイエッターであり、1000人以上のダイエットを指導してきた、正真正銘のダイエットオタクである私が見つけたダイエットの法則があります。それは、ダイエットというのは4つの段階に分けられる、ということです。それがこちら。

1050_ダイエットグラフ①

この表を詳しく解説していきましょう。

世の中に出ているダイエット情報というのは、すでに手のつけようがないほどあふれかえっています。どの雑誌にも、毎月数ページは特集が組まれているのではないでしょうか。若い人向けのダイエット法もあれば、サラリーマン向けのもの、ご高齢者向けのものなど、バリエーションは様々です。そんな膨大なダイエット方法も、すべては次の2つに分けられます。

①「マイナス→ゼロ」にするもの
②「ゼロ→プラス」にするもの

「ゼロ」とは、当たり前の健康的な生活レベルのこと。昔からの日本人の食事をイメージしてください。

たとえば、
・毎日の食事に野菜を加える
・三食ちゃんと食べる
・お菓子を食べ過ぎない
これらは①の「マイナスをゼロにするもの」に入ります。

一方、
・主食の白米を玄米に変える
・夜は炭水化物を抜く
といった方法は、「ゼロからプラスにするもの」に入ります。

①の「マイナスからゼロ」とは、つまり基本的な習慣が乱れている人です。マイナスに位置している人が、ゼロを飛び越えてプラスを目指すことはできません。小学生で勉強する内容を理解していない人に、中学生の問題は解けません。それと同じです。ことダイエットに関しては、ここを理解していない人が非常に多いと感じています。

「やせたい!」と思う人のほとんどが、こういった分類を視野に入れず、いきなり無理な食事制限やきついトレーニングで結果を出そうとします。

ダイエットを始めるときに一番最初にやるべきことは、ダイエット情報を片っ端から調べたり、ジムに入会したりすることではありません。本当に必要なのは、「そのときの自分の生活スタイルがどの位置にいるのかを把握すること」です。この手順を踏まずして、ダイエットに成功することはありえません。一時的にやせても、きっとリバウンドします。

さてもう一つ、ダイエットには大事な軸があります。

ダイエットは必ず「食事→運動」の順番で行ってください。 つきつめて考えると、肥満とは、結局のところ「食べ過ぎ」と「運動不足」が原因です。これを両面から改善していけば、誰でも必ずやせることはできます。ただし、「食事→運動」の順番でなければ、必ずリバウンドします。理由は2つあります。

まず1つ目は、日常生活ですでにあるものを変えることの方が、新しく何かをプラスよりもはるかに簡単だからです。今のあなたのライフスタイルは、あなたの居心地がいいようにつくられています。

それに新しく何かをプラスするのは、想像以上に難しいことなのです。ですから、
・毎日10キロ走る
・ジムに通ってハードなトレーニングを習慣化する
というような難易度の高い「運動をプラスする」ことを選ぶよりも前に、まずは「乱れた食事を変える」こと。これが最優先事項となります。

2つ目は、どんなに強度が高い運動をしても、「1日に2回〜3回の食事」には敵わないからです。食べずに生きていくことはできません。意識して動かなければならないつらい運動を課すよりも、いつもの食事を見直すほうが、ずっとハードルが低く、効果も期待できます。運動の成果とは、食事が整ってはじめて出てくるもの。ダイエットの黄金ルールは「食事 → 運動」なのです。

さて、今まで見てきたように、ダイエットの段階の2つの軸が出てきました。

X軸を「マイナス→ゼロ→プラス」
Y軸を「食事→運動」
として置きましょう。
すると以下の表のようになります。

1050_ダイエットグラフ①

①食事×マイナス
②食事×プラス
③運動×マイナス
④運動×プラス

どんなダイエット方法も、すべてこの4つに当てはめることができます。1つずつ、詳しく見ていきましょう。

と思ったら長くなりました……。
今日はここまで!
では今日もよいビジネスライフを!

<<【第2回】ダイエットは「正しい・正しくない」で選んではいけない 記事はこちら
  【第4回】リバウンドしない食事の黄金ルール 記事はこちら>>

プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
https://business-life.jp/

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