旬のおすすめ
ボーナスで買いたい「現代の贅沢品」
丸の内にて。ビジネスマン「贅沢」を買う
#7 THE SOVEREIGN HOUSE
2018.12.21
古くから日本を動かすビジネスマンが集まる丸の内エリア。ビジネス街としてのイメージが強いが、丸ビルが新しくなった2000年初めごろから、平日に働く街から休日も楽しめる街へと雰囲気が大きく様変わりした。スペシャリティーショップが連なり、現代のビジネスマンの心を満たすアイテムがそろう東京の中心地、丸の内。イルミネーションがきらめくストリートを歩きながら、贅沢を味わいに出かけるとしよう。
世界屈指のテーラーの作品が集結する、スーツの殿堂。
「スーツのUA」として知られるユナイテッドアローズが、メンズクローズの最高峰ショップとして展開するザ ソブリンハウス。国内で唯一の店舗となる同店ではオリジナルブランドのソブリンをはじめ、世界各国から選りすぐった男の美意識に共鳴するワードロープを提案している。
また、フィレンツェの仕立て屋、リベラーノ&リベラーノの専用コーナーを日本で唯一構えており、オーダー会も年に3回開催している。スーツのオーダー会は同社だけでない。年間を通して25件ほど開催されており、その半数はソブリンハウス限定というのも、まさに「スーツのUA」の面目躍如たるところであろう。本来なら職人が工房を構える海外まで足を運ばなくてはならないビスポークのスーツを、国内で誂えることができるというのは、まさに贅沢の極みと言えるだろう。
しなやかで繊維長のある上質なウール100%を使用してハイゲージで仕立てたカーディガン。ベーシックなフィットに、ややタイトめのVゾーンを設定しており、黒蝶貝のシェルボタンがアクセントを添えている。
シャルべのレギュラーカラーシャツは、いかにもフレンチといった上品な色出しのブルーが魅力。彫りが施されたシェルボタンなど随所にこだわりが施され、手に取れば品質の高さはすぐにわかるはずである。
フラップ裏に至るまで、有名タンナーのナチュラルシュリンクレザーを使用したクラッチバッグは、手に持ったときの質感が上質そのもの。差し込み式のフラップというシンプルな構成を端正な縫製が引き締めている。
ザ ソブリンハウス
東京都千代田区丸の内3-3-1
新東京ビル1階
問/03-6212-2150
営業時間/11:00〜20:00 定休日/元日
Model Photograph:Akira Maeda
Shop Photograph:Yusuke Uchida(MAETTICO)
Still Photograph:Shouichi Muramoto
Styling:Youichi Onishi
Hair&Make-up:Kanae Ito
Text:Shunsuke Hirota
Text & Edit:Yasuhiro Okuyama(POW-DER)