接待と手土産

すべて実食! 自慢の手土産。#14
「まめや金澤萬久」の金かすてら

2019.01.07

すべて実食! 自慢の手土産。#14<br>「まめや金澤萬久」の金かすてら

新年のスタートは、華やぎのある縁起物の手土産で。

おめでたいムード漂う年始のあいさつ回りには、縁起の良い手土産が鉄板だ。お互いの素晴らしい一年を思い、華やぎのある上質なものを贈りたい。そこにちょっとした遊び心があればなおさらいい。今回おすすめする「まめや金澤萬久」の「金かすてら」は、その名のとおり見るからに縁起の良さそうな黄金に輝くカステラ。まさに新年のスタートにふさわしい手土産なのだ。

金沢生まれの和菓子屋「まめや金澤萬久」が、地元の伝統工芸品である金箔をぜいたくにカステラの上に敷き詰めた。およそ1ミクロン(1/1000mm)という極めて薄い金箔を、やわらかなカステラに貼るのは至難の業。和菓子で人々を喜ばせたいと、「まめや金澤萬久」らしさを追求して作り上げた、職人の技と心意気が詰まったお菓子だ。

このカステラ、ルックスだけにとどまらず、味にも並々ならぬこだわりが詰まっている。しっとりふわふわの生地には、しっかりとしたコクと甘さがありつつも、しつこさがない。カステラの味を左右する卵には、こだわりの配合飼料を与えた鶏の卵「エグロワイヤル」を使用。黄身の色が濃く、深いうまみを持ちながら、すっきりとした味わいでほかの素材の風味を邪魔することがない。その卵の黄身と白身を一緒に泡立てることできめが細く、重厚感のあるカステラが生まれるのだ。

日本茶はもちろんコーヒー、紅茶、ハーブティーと何にでも合う。味とルックスを共に手に入れたカステラは、累計40万本を超える大ヒット商品なのだ。

年間を通して販売されている「金かすてら」に加えて、年始のあいさつ回りには、干支をかたどった季節限定商品がおすすめだ。国内にまだ数台しかないという高水圧カッティングマシン「シェフカット」を利用して、カステラにイノシシの形の切れ目を入れてある。型抜きしながら食べられるというお楽しみ付きで、その愛くるしさに、贈る方も贈られる方もハマってしまうのだ。美しい金箔が貼られ、猪突猛進のイノシシをかたどったカステラで、今年一年の成功と躍進を願いたいものだ。

ITL-5Ds5404

まめや金澤萬久
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅構内B1グランスタ内
営業時間/8:00~22:00(日・祝~21:00)
定休日/年中無休
価格/金かすてら・干支・亥1620円、金かすてら・干支・亥2本入り3186円
問/03-5223-1313
https://www.mameya-bankyu.com/
※価格は税込み、都内ではほかに松屋銀座店、小田急百貨店新宿店がある。

◎おすすめの手土産を探しているなら……

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Mayo Morino

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