紳士の雑学

スーツ用ハンガーの重要性とは?
選び方と正しい収納方法を解説

2019.01.22(最終更新:2021.01.18)

写真・図版

スーツは着用時の形状に則った保管が基本。だから通常の保管時は畳むのではなく、かけて保管するのが鉄則です。その意味でハンガー選びは大切なポイント。ここではハンガーがなぜ必要か、どんなタイプがいいかを解説します。

だから大切。ハンガー選びの重要性

スーツは意外に型崩れしやすいもの。その原因の多くは間違ったハンガー選びにあります。なんといっても肩のラインはジャケットの生命線。ここがつぶれるとシルエットが台無しになります。理想は肩の厚みに合ったボリュームのあるハンガーです。

写真・図版

クリーニングの仕上がり時に付いてくる細身のプラスチック製ハンガーは、あくまで簡易的なもの。長期の保管には向きません。 使い続けると、肩の部分にハンガーの形状のアタリじわがついてしまいます。手元に来たら早めに差し替えましょう。

写真・図版

正しいハンガーの選び方とは……

スーツは自分の体形に合わせて選びます。ハンガーも同様。ジャケットの左右の肩の幅と肩の厚みに合ったハンガーを選んでください。一般的な日本人男性の場合、肩幅42〜45cmくらいが目安です。
ハンガーのほうが大きい場合、肩がうまく入らず、袖が上がってしまいます。短いと肩が下がり、アタリが出ることに。合わないサイズのものは型崩れの要因となります。 吸湿も兼ねた木製が最適です。

スーツを長持ちさせるための収納方法

スーツを着用しないときは、ハンガーにかけるのが鉄則。つるした状態が長期・短期にかかわらず保管に最適です。帰宅したら、丁寧なブラッシングで生地に詰まったホコリをとり、ハンガースラックス、シャツ、ネクタイ、ベルトそれぞれアイテム別にハンガーを使うようにしましょう。それぞれ保管に適した掛け方ができるのはもちろん、整理整頓でも効率的です。

写真・図版

<<「スーツ 手入れ」の詳しい解説はこちらから

収納におすすめのアイテム別ハンガーはこれ

スーツにフィットするボリューム感は必須ですが、材質では木製のものが強度と耐久性の面で秀でているうえ、汗を吸ってくれるので一石二鳥です。これはシャツも同様。パンツも木製で生地が丈夫なウエスト部分を挟めるものがベスト。

写真・図版

ネクタイやベルトも専用のハンガーにかけるようにしましょう。それぞれフックが1本ずつ別になっているタイプが擦れや傷みがつきにくく、また着用時にもひと目で全部が識別できるので選びやすいです。

  • 写真・図版
  • 写真・図版

まとめ

一日が終わり、私たちが眠るように、スーツもリラックスできるように休ませてあげましょう。そのためにしっかりしたハンガーは理想のベッドとなります。人もスーツも、しっかりした休息が活力と長持ちの秘訣です。

①一日の終わりはハンガーにかけて収納、ブラッシングも忘れずに。
②ハンガーはスーツの大きさ、形状になるべく近いものを選ぶ
③シャツ、ネクタイ、ベルトも重ねず、ワンアイテムずつハンガーにかける

Photograph:Tomoka Tanaka(kiitos)
Styling:Yukihiro Yoshida
Text:Mitsuhide Sako(KATANA)

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 写真・図版

    キーホルダーは、自分に似合わないものを。
    [渋谷直角 男が憧れる、男の持ち物。]

    特別インタビュー

    2021.01.13

  2. 写真・図版

    伊勢丹新宿店 メンズ館 地下1階
    紳士靴スタイリスト 齋藤里沙さん
    この人から買いたい、この一品

    特別インタビュー

    2021.01.18

  3. 写真・図版

    ファッショントレンドスナップ90
    しゃれたコートの着こなしはこれ!!
    決め手はインナーに合わせたフーデッドパーカ。

    カジュアルウェア

    2021.01.14

  4. 写真・図版

    ファッショントレンドスナップ91
    エルメス、ルイ・ヴィトンだけじゃない!!
    日本で根強い人気のフランスの老舗「パラブーツ」の魅力を探る

    カジュアルウェア

    2021.01.19

  5. 写真・図版

    ユナイテッドアローズが別注した「剣」、
    150年以上の伝統を誇る英国傘の真価。

    小物

    2021.01.05

紳士の雑学

調べ・見立て