お酒
気取らず楽しめる居心地のよさ
ワインリストも充実のイタリアン[部長の名店]
トラットリア ケ パッキア
2019.07.29
距離を縮めたい取引先との会食。お礼の気持ちを込めた食事会。ビジネスマンにとって、接待場所選びは重要だ。今回は気遣い上手な女性部長にこっそり聞いた接待がうまくいく名店を紹介。
イタリアンひしめく激戦区の麻布十番にあって突出した人気を誇るトラットリア。アラカルトは、鮮魚のカルパッチョやアマトリチャーナなどのイタリア定番料理。料理長の岡村光晃シェフによる、旬の食材を用いた季節を感じる味を堪能できる。
「何を食べてもおいしく、細かなリクエストにも応じてもらえたりと、接客もとてもいい」と部長。食べたいもの、飲みたいものをコミュニケーションしながらすすめてくれ、“お客さま主導”の心意気で、さまざまなリクエストにもできる限りの対応をしてくれるこの店。当日の予約や相談も受け付けてくれるという点も、心強い。
また、トスカーナやシチリアなど、産地ごとに並ぶイタリア産ワインリストも圧巻。マニアックな一本など、リスト外のものも入荷していることがある。専属ソムリエに尋ねてみてほしい。接待で利用するなら、予約時などにあらかじめ予算を伝えておくといい。さりげなく予算の範囲内からおすすめしてくれ、会計時も安心だ。
イタリア中部・トスカーナ州の家庭をイメージした店内。4席あるカウンターや個室は、ゲストとの距離感を縮めるのにもってこい。
「アエラスタイルマガジンVOL.42 SPRING 2019」より転載
Photograph: Reiko Masutani[restaurant]
Text: Sachiko Ikeno