紳士の雑学

臭い・シミ消しから予防方法まで
スーツの汗対策を徹底解説!

2019.10.24

臭い・シミ消しから予防方法まで<br> スーツの汗対策を徹底解説!

高温多湿な真夏はもちろんですが、現代の日本社会では冬場でも暖房や通勤電車で汗ばむことが多いものです。人は一日約2.5リットルの水分を排出し、気づいていなくても汗として0.5リットルほど放出されています。

つまり一日着て汗を吸ったスーツをそのままにしておくと、臭くなったり汗染みがついてしまうことに。毎日爽やかにスーツを着こなすために、しっかりした汗対策を覚えておきましょう。

スーツが汗で臭くなった! そんなときの対処法

汗が原因で臭くなったスーツ。そんなときはきちんと対処して汗をスッキリと落としましょう。さらに臭いがひどいときはスチームアイロンなどを使って対処しましょう。

【対処法1】まずブラッシングしてホコリ・ゴミを落とす
汗取りの前にまずはブラッシングをして 、スーツについたホコリやゴミを落としましょう。汗の臭い取りはもちろん、スーツを長持ちさせるためにもブラッシングは毎日の日課と心得ておきましょう。

<<最適なブラッシングの方法はこちら

【対処法2】お湯で湿らせたタオルでたたく
汗は水溶性という特徴を持ちます。そこで軽い汗染みや臭い対策ならば、お湯で濡らして固く絞ったタオルを用意し、汗をかいた部分や臭いの気になるところ、汗ジミができてしまった部分をポンポンとたたくようにして拭き上げましょう。

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【対処法3】臭いがひどいときはスチームアイロンで!
濡れタオルで対処できないほど汗臭い場合は、アイロンなどのスチームを使って臭いを飛ばしましょう。スチームをあてたところを裏地からタオルなどをあてて、さらに表地からタオルでポンポンと叩くこと。出張などでスチームアイロンがないときには、霧吹きを使ったり、浴室にひと晩干しておく方法でも対応可能です。

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【対処法4】処置が終わったら風通しのいい場所でひと晩陰干しを!
濡れタオルで拭いたり、スチームアイロンをあてるなどの処置が終わったスーツは、風通しのいい場所でしっかりと陰干しをして、スーツをゆっくり休ませてあげましょう。

【対処法5】汗ジミや匂いが完全に取れないときはクリーニングに
しつこい汗ジミや臭いが付いてしまい、自分では落としきれないなんてときもあるものです。そんなときには無理をせずにクリーニング店へ持っていき、処置してもらいましょう。

スーツの汗取りで気をつけたいこと

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汗を放置しておくと、臭いが取れなくなったり、カビの原因になったり、汗ジミが濃くなってしまったりします。汗はその日のうちに対処することを忘れずに。臭いに関しては、消臭スプレーはあくまで応急処置で、汚れを落とすものではないということを肝に銘じておいてください。また処置後のスーツは必ず風通しのいい場所で陰干しすることもマストです。

スーツに臭い・シミを作らないための日課にしたい汗対策

スーツに臭いやシミを作らないためには、日頃からスーツの汗対策を忘れないようにしたいところ。以下の4つの対策を心掛けましょう。

【汗対策1】季節に合わせたスーツ選びを
暖かくなる春・夏は、背抜き仕様のスーツがおすすめ。さらに、盛夏はサマーウールや麻などが使用されていたりする夏用スーツを着ることを心掛けましょう。

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【汗対策2】シャツやスラックスの下には機能性インナーを着用する
シャツやスラックスの下には機能性インナーを身につけるのがおすすめ。上半身はタンクトップではなく、半袖タイプのものでわき汗対策を。スラックスの下には夏用ステテコなどを使用し、汗を吸収させることを意識しましょう。

【汗対策3】こまめに汗を拭き取り、汗をかかない工夫を
汗をかいたらこまめに拭き取ることを意識。ハンカチもいいですが、市販の汗拭きシートが活躍してくれるので、カバンの中に常備しておきましょう。また暑いときにはジャケットを脱ぎ、シャツの腕まくりをするなど、着こなしで汗をかかない工夫も大切です。

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【汗対策4】毎日同じスーツを着用せず、ウォッシャブルスーツを選択
毎日同じスーツを着つづけるのはご法度。汗抜きするためにも一日着たら最低2日以上は休ませましょう。さらに汗をかいても自宅で洗えるウォッシャブルスーツであれば、清潔さはキープできます。

まとめ

①臭いに応じて早急かつ適切な対処を心掛ける。
②インナーや季節に合わせたスーツで汗をかかない工夫を。
③スーツはローテーションし、汗抜きの陰干しを忘れずに。

Edit・Text:Yasuhiro Okuyama(POW-DER)

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