スーツ
リクルートスーツの正しい選び方とは?
ビジネススーツとの違いやおすすめブランドを紹介
2023.05.15(最終更新:2024.07.01)
日本では、リクルートスーツを着て就職活動をするのが一般的な習慣となっています。いきなり高価なビジネススーツを用意させるのではなく、リクリアをスタートするのが良いでしょう。それルートスーツからキャでは、リクルートスーツとビジネススーツの違いはどのような点にあるのでしょうか。この記事では、メンズのリクルートスーツについて、一般的なビジネススーツとの違いを踏まえながら選び方のポイントなどを解説していきます。
リクルートスーツとは?
学生が就職活動を始めるにあたって準備するべきアイテムのひとつがリクルートスーツです。主に就職活動中に着用するためのスーツで、「就活スーツ」と呼ばれることもあります。基本的には、ビジネスマンではなく学生が着るもので、初めて着るスーツがリクルートスーツだったという人も少なくありません。
リクルートスーツをきれいに着こなすことで、清潔感を演出して面接官に良い印象を与えることができます。面接のときだけではなく、企業説明会やOB、OG訪問など、就職活動のあらゆる場面で就活生はリクルートスーツを着ることになるでしょう。履歴書用の写真を撮るときも、清潔感のあるリクルートスーツを着ることで映りが良くなります。また、必ずしも就職活動専用というわけではなく、卒業式や冠婚葬祭などのフォーマルシーンでも着用可能です。
リクルートスーツとビジネススーツを明確に区別するのは困難ですが、一般的にリクルートスーツは画一的でデザイン性に乏しく、耐久性も低めです。一方、ビジネススーツには個性豊かなデザインがあり、品質の良いものは長く愛用することができます。
リクルートスーツとビジネススーツの4つの違い
リクルートスーツの定義を理解するためには、ビジネススーツとの違いに着目するとわかりやすいでしょう。ここからは、リクルートスーツとビジネススーツの違いを4項目にわたって紹介していきます。
目的
リクルートスーツとビジネススーツの大きな違いは、着用の目的が異なることです。リクルートスーツは就職活動のために着るスーツであり、それ以外の場面で使う機会は多くありません。採用担当者や面接官に良い印象を与えるために作られているので、学生らしい爽やかさをアピールするにはうってつけのスーツだといえるでしょう。
万人受けするように、リクルートスーツには装飾などがほとんど施されていません。グローバルな視点からみれば、日本の新卒一括採用というスタイルは非常に特殊であり、海外では能力や希望に応じて転職を繰り返すスタイルがスタンダードです。リクルートスーツが和製英語であることからもわかるように、リクルートスーツ自体が日本独自のものであり、その画一的なデザインには協調性を重んじる日本の風習が反映されています。
一方、ビジネススーツは主に仕事中に着るもので、ビジネスマンの仕事着といえるものです。社会人になればリクルートスーツからビジネススーツに変わり、ファッショナブルなスタイルが楽しめるようになります。しかし、社会人になったばかりの頃は、ビジネススーツではなくリクルートスーツを着ている人も多くいます。会社の雰囲気に馴染み、収入が安定してきてからビジネススーツを新調するという流れが一般的でしょう。
値段
リクルートスーツの値段は数千円から10万円以上のものまでピンキリで、使われている素材や仕立てによって大きく異なります。平均的な価格帯は2~3万円程度で、基本的にはビジネススーツよりも安価に購入できます。リクルートスーツを着るのは就職活動中の短期間のみであり、そもそも高品質である必要がないためです。
安価なリクルートスーツは格安のネット通販やスーパーなどで販売されていますが、いうまでもなく長期使用には向きません。質の低さがひと目で見抜かれることがあるため、ファッション系など、面接時に服装もチェックされる業界を目指している場合は避けたほうが良いでしょう。
2~3万円のリクルートスーツは最も選ぶ就活生が多く、大手の紳士服量販店などで買うことができます。一般的なビジネススーツに比べれば低価格ですが、就職活動のみに使うのであれば品質に問題はありません。就職した後も、しばらくはビジネススーツ代わりに使えるでしょう。
4万円を超えるようなスーツを、就職後も着られるスーツとして、就職活動に合わせてオーダーする人もいます。採寸したうえで仕立ててもらうので体によくフィットし、面接時の見栄えが良くなります。質も良いので長く使うことができますが、デザインなどにこだわりすぎると悪目立ちする恐れがあるので注意が必要です。リクルートスーツの値段で採用の合否が決まるわけではないので、自分に合ったものを選ぶことが大切だといえます。
素材・生地
短期間の着用を目的とするリクルートスーツは、ビジネススーツほど素材や生地にこだわっていないものがほとんどです。紳士服の量販店などで売られている安価なリクルートスーツはポリエステルなどの化学繊維で作られていることが多く、湿気がこもりやすいので着用感があまり良くありません。縫製も雑に済まされていることがあり、傷みやすいので着用頻度によってはすぐ駄目になってしまうでしょう。
シワになりやすいのも質が悪いスーツの特徴ですが、ある程度上質なリクルートスーツであれば洗濯可能でシワがつきにくいものもあります。基本的に1枚で連日の就活に対応しなければならないリクルートスーツは、比較的丈夫でシワになりにくいポリエステル混素材のものがおすすめです。
もちろん、ビジネススーツだからといって必ずしもリクルートスーツより上質というわけではありません。安価で雑な作りのものがすぐ駄目になる点では同様なので、過信しないように気を付けましょう。
色・デザイン
リクルートスーツの色は、ブラックやネイビー、チャコールグレーなどのベーシックなカラーが基本となっています。柄についても無地のものがほとんどで、デザインも画一的かつ無個性なのも特徴です。ファッション業界の面接ということであれば話は別ですが、一般企業の面接であれば、個性的な色柄のスーツでは悪目立ちしてしまうため、無地でベーシックなカラーが無難といえます。面接官に悪い印象を与えるリスクを避けるために、すべてのリクルートスーツは必然的に落ち着いた色柄になるということです。
一方、ビジネススーツでは、ライトグレーやブラウン、明るめのブルーなど、さまざまな色を選ぶことができます。リクルートスーツのような無地でブラックのビジネススーツもありますが、あまりポピュラーではありません。ストライプやチェックなど、柄のバリエーションも豊富にそろっているので、着こなしのマナーさえ押さえていれば、好みのスーツを選べるでしょう
就職活動でリクルートスーツではなくビジネススーツを着ても良い?
就活用のスーツとして、リクルートスーツではなくビジネススーツを用意する学生も増えてきています。確かにリクルートスーツは安価ですが、耐久性が低いので長く使うことができません。それならば、長持ちするビジネススーツを最初から用意したほうがむしろ経済的じゃないか、という発想でしょう。
もちろん、就職活動でビジネススーツを着ても問題はありませんが、デザインや着こなしを間違えると面接でマイナスの印象を持たれてしまうことがあるので注意が必要です。まず、就職活動に対応できるスーツという条件が前提となるので、黒やネイビー、グレーなどの暗い色を選ぶ必要があります。また、デザインもストライプ柄やチェック柄のものは避け、無地の目立たないものを選ぶようにしましょう。
逆にビジネスシーンでリクルートスーツは着用してもいい?
リクルートスーツをビジネスシーンで着用することは問題ありません。むしろ「仕事を始めてからも着られるものを」という投資的な発想で、最初に少々高くてもいいスーツを購入するのもひとつの方策です。ただし、黒は印象が強すぎ、合わせるシャツやネクタイのバリエーションが限られるため、ネイビーのほうが着回ししやすいでしょう。またネイビーはフレッシュな印象を持たれやすいことから、第一印象での好感度アップが期待出来ます。
リクルートスーツを選ぶときのポイント
画一的なデザインが特徴のリクルートスーツですが、自分に合ったものを選べるかどうかが就活の成否を左右するかもしれません。ビジネススーツを就活用に用意しようと考えている人も、選び方のポイントを押さえておくと良いでしょう。ここからは、リクルートスーツを選ぶときのポイントを紹介していきます。
色は「ブラック」か「ネイビー」
一般的に、リクルートスーツの色はブラックかネイビーが無難とされています。ほとんどの就活生がこの色のスーツを着ており、どの業界を目指すにしてもブラックかネイビーであれば対応できるでしょう。ブラックかネイビー以外では、ダークグレーやチャコールグレーなどのブラックに近い色味であれば問題ありません。面接官に誠実な印象を与えるためにも、奇抜な色は避けて定番の色のスーツを選ぶようにしてください。
なお、ビジネススーツをリクルートスーツとして用意し、就職後も使おうと考えている場合は色の選び方に注意が必要です。日本ではブラックスーツを着たビジネスマンを見かけることがありますが、そもそもブラックスーツは冠婚葬祭用に日本人が作ったものです。欧米のビジネスマンが仕事着としてブラックスーツを着ることはまずないため、海外勤務の可能性がある人などはネイビー無地のスーツを選ぶのが賢明です。ネイビーは誠実さを感じさせるカラーとなるため、とくにフレッシャーズには最適な色と言えるでしょう。
生地は「無地」
ビジネススーツにはストライプ柄やチェック柄のものも多くありますが、リクルートスーツは無地のものが無難です。就職を目指す企業の社風や業界にもよるので一概にはいえませんが、服装で損をすることがないように、とにかく無難なデザインのスーツを選ぶのが就職活動の鉄則です。ラペルに目立つステッチが入ったデザインなども、カジュアルな印象を与えるので就職活動では避けましょう。
3つボタンではなく2つボタンを選ぶ
リクルートスーツのジャケットは、フロントボタンが2列に並んでいるダブルではなく、1列のシングルがオーソドックスです。シングルのジャケットには2つボタンと3つボタンがありますが、就職活動では2つボタンが主流となっています。ダブルのスーツを着用してはいけないという決まりはありませんがデザイン性が強いスーツのため、リクルートスーツには適しておりません。
ボタンの留め方は、上だけ留めて下は留めないのが着こなしの基本です。1番下のボタンはそもそも留めないように作られているため、飾りのような存在だといえるでしょう。また、両方ボタンを留めると、動きが制限される、シワが入りやすくなる、などのデメリットも生じます。2つボタンのジャケットに合わせるスラックスは、ノータックのものがスマートに見えるのでおすすめです。ただし、着席する場合はボタンを外しても問題ありません。逆にボタンを留めたままだとスーツが着崩れ、だらしのない印象を与えてしまいます。
なお、主流ではありませんが3つボタンでも基本的には問題ありません。2つボタンよりも襟元が詰まっていて真面目な印象を与えるので、金融系や公務員など、堅実な業界を目指す人に向いています。3つボタンには、フロントボタンが3つとも見えているタイプと、一番上のボタンがラペルの裏に隠れている「段返し」と呼ばれるタイプがあります。どちらのタイプであっても、真ん中のボタンだけ留めておくのが適切です。ボタンが3つとも見えているタイプで、真ん中だけ留めると襟元が開きすぎているように見えるときは、1番上と真ん中を両方留めても構いません。
サイズにこだわる
自分の体にぴったりフィットするスーツを選ぶことは、就活において特に重要なポイントの一つです。体を圧迫する窮屈なスーツを着ていると、貧相で頼りなげに見えることがあります。反対に、大きすぎるスーツはだらしなく見えて印象が悪いでしょう。自分の体にジャストフィットしたスーツを着ていくことで、相手に真面目で清潔感のある印象を与え、好感を持ってもらえる可能性が高まります。
リクルートスーツを買うときは、店頭まで出向いて採寸や試着をして、実際にサイズを確かめてみましょう。ジャケットのサイズ感は肩で決まるので、ジャケットと自分の肩幅が合っているかどうかを入念にチェックすることが大切です。試着のときに、店の人が着丈や袖丈、裾丈を丁寧に調節してくれるでしょう。着丈はジャケットの裾でヒップの曲線がちょうど隠れる程度の長さが適切です。袖丈はシャツが1~2cmほど見える長さを意識してください。裾丈は、靴の甲に裾が軽く触れる程度の、ハーフクッションの長さがちょうど良いとされています。
既製品を選ばずとも、自分の体にぴったり合ったスーツが仕立てられるオーダーメイドを利用するのも一つの方法です。オーダーメイドの種類は大きく、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの3つに分けられます。このうち、リクルートスーツに適しているのは仕立てが最も簡易的でリーズナブルなパターンオーダーでしょう。職人がすべて手作業で仕立てるフルオーダーのスーツは20万円を超えることも珍しくありませんが、パターンオーダーであれば3万円以下で仕立ててくれるブランドもあるのでおすすめです。
なお、ネット通販を利用すればスーツは安く購入できますが、自分の体にぴったり合うものを選ぶのは難しいでしょう。就職活動に失敗しないためにも、サイズを調節できる店で体に合うスーツを買うことが大切だといえます。
その他のアイテムを選ぶときのポイント
就職活動ではリクルートスーツだけではなく、シャツやネクタイ、靴などのアイテムにもこだわる必要があります。ここでは、それぞれのアイテムを選ぶときのポイントを紹介していきます。
シャツ
リクルートスーツに合わせるシャツは、基本的に白無地のシンプルなものを選びましょう。シャツの襟型は、レギュラーカラーかセミワイドスプレッドカラーが良いとされています。レギュラーカラーは最もオーソドックスな襟型で、TPOを問わず着用できるのが特徴です。開きの角度は75~90度で、細身~標準体型の人に向いています。セミワイドスプレッドカラーはレギュラーカラーよりも襟の開きが広く、90~100度となっています。こちらは首が太い人や、がっちりとした体型の人におすすめの襟型です。
リクルートスーツと同じように、シャツのサイズが間違っていると面接官に悪い印象を与えかねません。首まわりや肩幅、胸囲、袖丈などのサイズを採寸したうえで、自分にぴったり合うシャツを選ぶことを心がけましょう。少々値段は張りますが、オーダーシャツを利用するのも良い方法です。
ネクタイ
就職活動に使うアイテムの中で、ネクタイは最も自由に選べるものといえます。さまざまなデザインのネクタイから、自分がアピールしたいポイントによって締めるものを選ぶと良いでしょう。ネクタイは色によって異なる特徴を備えており、爽やかさや知性を強調したいならブルー、仕事へのやる気や熱意をアピールしたいならレッドがおすすめです。また、社交性や華やかさをアピールしたいならイエロー、落ち着いた雰囲気を演出したいならグレーが適しています。
ネクタイの一般的な柄には、無地やチェック、ドット、小紋、レジメンタルストライプなどがあり、奇抜すぎなければどれを選んでも構いません。スーツやシャツのようにわかりやすいルールがないので、業界や社風、選考の段階などによって色柄を工夫するようにしましょう。
靴
就職活動では、オーソドックスなブラックの革靴を履いていくのが定石です。革靴の種類は、フォーマル度が高いストレートチップかプレーントゥを選ぶのが適切でしょう。つま先部分に直線の縫い目が入っているストレートチップは最もフォーマル度が高いデザインで、冠婚葬祭にも問題なく使うことができます。プレーントゥは、つま先に縫い目がないシンプルなデザインです。
革靴は、靴紐を締める羽根の部分がアッパーの革と同じ高さにあり、紐を締めた際に羽根同士がぴったりとくっつくのが内羽根式、羽根がアッパーと一体とならず、覆うように左右に取り付けられ、紐を締めても隙間があるのが外羽根式です。内羽根式のほうがフォーマル度が高いため、就活ではなるべく内羽根式の革靴を選ぶと良いでしょう。なお、靴紐がないタイプの革靴はかなりカジュアル感が強いので避けるのが無難です。
総合すると、就職活動に最も向いている革靴は内羽根式のストレートチップだといえます。ただし、色がブラックでプレーントゥかストレートチップであれば問題ないので、それほど神経質になる必要はないでしょう。
リクルートスーツの就活以外でも使える?
リクルートスーツはビジネスの着こなしにおける教習所のような存在。基本中の基本ですから、通常のビジネスシーンでも着用可能です。学生っぽさを払拭したいのであれば、シャツをストライプに変えたり、差し色の入ったネクタイをしてみたりとディテールにポイントを取り入れるようにしましょう。
ただ安価で購入したものの劣化、また体型の変化などはやむを得ないところ。無理が出てきたら、早めに交換してください。
また、黒やチャコールグレーの無地は冠婚葬祭でも使えますが、ネイビーは結婚式のみとどめておきましょう。フレッシュで生命力を感じさせるネイビーは喪の場に適していません。
リクルートスーツのおすすめブランド5選
就職活動用だからといって安価なスーツを用意するのではなく、質の良いスーツを1着仕立てておけば入社後もビジネススーツとして着ることができます。ここからは、代表的なリクルートスーツのブランドを5つ紹介していきます。
カシヤマ ザ・スマートテーラー
創業90年の老舗アパレルメーカーが、「オーダーメイドの民主化」をコンセプトに掲げたブランドが「カシヤマ ザ・スマートテーラー」です。大規模なファクトリーイノベーションで製造工程を抜本的に改革したことで、ジャストサイズの上質なスーツがリーズナブルに提供されるようになりました。オールシーズン対応の無地スーツが3万円からオーダーでき、最短1週間というスピードで納品してくれます。
採寸するときは、全国に40以上ある店舗へ出向くか、自宅まで出張してもらうことも可能です。オーダーから1年間は無料でサイズを調整してくれ、2着目以降はオンラインでオーダーできます。
テーラーフィールズ
有名な「麻布テーラー」の姉妹ブランドである「テーラーフィールズ」は、メンズのパターンオーダースーツの専門店です。シートを用いた丁寧なカウンセリングから、適切な素材、カラーを提案してくれるので、安心して仕立てを任せることができます。オーダーメイドとしてはかなり安価で、2万3000円からスーツが仕立てられるのもうれしいポイントです。納期は約6週間で、注文から6ヵ月間は基本無料でサイズの微調整を引き受けてくれます。
ファブリック トウキョウ
「Fit Your Life」がコンセプトの「ファブリック トウキョウ」は、顧客の生き方や価値観にフィットするような自分らしいビジネスウェアの提供を目指しているブランドです。従来のオーダースーツのイメージを一新した、簡単な注文方法が特徴です。店舗に出向き、30~60分ほどで採寸を済ませてサイズをクラウドに登録したら、帰宅後にいつでもネットからスーツをオーダーできます。
すぐにスーツが欲しいという人は、もちろん店舗でも採寸のついでに購入可能です。中間業者を介さずに工場と顧客を最短ルートでつなぐことで、スーツ1着3万8000円からという低価格を実現しています。
ザ・スーツカンパニー
「洋服の青山」を運営する青山商事株式会社が展開している「ザ・スーツカンパニー」は、流行や有名無名に左右されない「最もリアルなスーツ」の提供を目標に掲げているスーツブランドです。スタイリッシュな統一感のある店舗デザインが特徴で、若者層から広い支持を集めています。また、清潔感のあるリクルート対応スーツが2万円台で購入できるリーズナブルさも人気の理由となっています。
ニューヨーカー
ハイクオリティを前提としながら、ベーシックなスタイルにトレンドを取り入れたファッションを提案しているブランドが「ニューヨーカー」です。創業以来、着やすさと美しい仕立て上がりを一貫して追求しており、生地と縫製、ディテールにこだわったパターンオーダーで自分らしい1着を仕立ててくれます。
まとめ
リクルートスーツとビジネススーツの大きな違いは着用の目的にあり、ビジネススーツが仕事全般で着られるのに対し、リクルートスーツはほとんど就職活動の際にしか着られません。その結果、リクルートスーツには長期的に使えるような耐久性が求められず、生地や値段におけるビジネススーツとの差が出てくるのです。
また、協調性が重視される日本の就職活動において、目立った色やデザインのスーツは面接官や採用担当者からの印象が良くありません。そのため、色はブラックかネイビー、柄は無地のリクルートスーツが就職活動には適しています。
逆にいえば、この条件さえ満たしていればビジネススーツを就職活動用に仕立ててもまったく問題はありません。パターンオーダーであればジャストフィットのスーツを比較的安く仕立てられるので、自分の子どもに勧めてみてはいかがでしょうか。