接待と手土産

「茶屋すずわ」のときのお茶
すべて実食! 自慢の手土産 #56

2020.10.26

「茶屋すずわ」のときのお茶<br>すべて実食! 自慢の手土産 #56

香り豊かな日本茶で、一日3回の優雅なティータイムを

丁寧に入れたお茶は、日々の生活を豊かにしてくれる。日本茶に含まれる香り成分の「青葉アルコール」や「青葉アルデヒド」には、気分を落ち着かせたり、リラックスさせたりする効果があると言われ、何かとストレスがたまりがちないまの時代に、セレクトしたい手土産のひとつだ。最近のお気に入りは「茶屋すずわ」の「ときのお茶」。茶屋すずわを営む鈴和商店は、江戸末期に日本一の茶の産地、静岡で創業し、170年ものあいだ日本茶を作りつづけてきた名店だ。

最大のこだわりが、合組(ごうぐみ)技術。単一農園の茶葉ではなく、日本茶の持つポテンシャルを最大限引き出すように茶葉をブレンドする。厳選して仕入れた茶葉を使い、熟練の茶師が何十回とサンプルを作り、入念にテイスティングを行うことで納得のいくお茶を作り上げていく。飲んだ瞬間に口に広がる香りと、飲んだ後に残る余韻の長さがなんとも素晴らしい。

ギフトにはぜひ「ときのお茶詰め合わせ(3缶セット)」を。「めざめのお茶」(煎茶と芽茶)、「おやつのお茶」(深蒸し煎茶)、「おやすみのお茶」(焙じ茶)がセットになっていて、リモートワーク時代の日常に合わせたかのようなコンセプトが気に入っている。

「めざめのお茶」は、「大切な一日を爽やかな気分で始めてほしい」という思いのもと、すっきりとした香りと渋み、甘みのバランスがとれた安倍川流域の煎茶と、香り高くほのかな渋みのある天竜産の煎茶と芽茶をブレンド。入れた瞬間に立ち上る香りが、爽快な気分にしてくれる、まさに目覚めにぴったりのお茶だ。

「お気に入りのおやつと共にリフレッシュする時間を過ごしてほしい」という「おやつのお茶」は、原料に牧之原の深蒸し茶を使用。濃緑色だが渋みは少なく、コクがあり、まろやかな飲み口。どんなお菓子とも好相性だ。

一日の締めくくりにぴったりの「おやすみのお茶」は、「がんばった一日の終わりに、くつろぎの時間を過ごしてほしい」という考えのもと、牧之原と天竜の茎茶をブレンドした焙じ茶。香ばしくて優しい焙じ茶の香りにはリラックス効果があると言われ、カフェインの含有量が少ないので、寝る前におすすめなのだ。

真っ白な缶に大空を羽ばたく渡り鳥が描かれたパッケージもおしゃれで、デスク周りに置いても邪魔にならず、手に取るのが楽しみになる。自宅でのデスクワークが多い人には手軽なティーパックをセレクトして。「ときのお茶」は、贈られた人の日常に寄り添い、すてきな時間を過ごしてほしいと語りかけてくれるはずだ。

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株式会社鈴和商店(茶屋すずわ)
静岡県静岡市葵区安西3-68
価格/【贈るとき】ときのお茶詰め合わせ(3缶セット)3672円(税込・送料別)
問/054-271-1238
https://www.chaya-suzuwa.jp/

過去の手土産の記事はこちら

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Yuka Kumano

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