カジュアルウェア
信頼の置けるジャパンメイドの品々⑤。
新しい時代に欲しいもの。09
2020.12.09
先行きが不透明なこれからの時代に、手に入れたくなるものとはなんだろう。それはきっと、体だけではなく、心にもフィットするもの。晴れやかな気分になる、自信がわいてくる、足取りが軽くなる……。新しいエッセンシャルなアイテムが、前向きな自分像をつくり上げる。
ジャパンメイドは信頼の証し。 しかし、ことファッションでは、それだけでは手が伸びない。こだわりのクオリティーにプラスして、身に着けたいと思わせるしゃれ感がなくては。これからの新しい時代に欲しくなるものを全国津々浦々で大調査。地域に根ざした確かな生産背景と、よりよいものをつくりたい志から誕生したアイテムは、新しさを求めるファッション好きの好奇心を満たしてくれる。
COOHEM(コーヘン)
山形県山辺町の老舗ニットメーカー、米富繊維のファクトリーブランドとして2010年秋冬シーズンからスタート。2つボタンのダブルブレストニットジャケットは、ラペル幅が細くてモダン。素材は独自開発のツイードで、レッドとブルー、イエローのネップがアクセントとなり、オリジナリティーを発揮。
UTO(ユーティーオー)
1992年から、岩手県北上市の自社工場にてカシミヤニットのみを扱う。希少なカシミヤ1等級の糸のみを扱い、サイズやカラーのカスタマイズができる。また、アフターメンテナンスにも対応。ポロ襟のニットもカシミヤ100%のオーダー品。襟腰が高く、ジャケットのインナーとしても活躍する
WRAPINKNOT(ラッピンノット)
新潟県五泉市に拠点を構え、ニット素材の開発から縫製まで一貫したモノづくりを行うウメダニット。ラッピンノットは、オリジナルブランドとして2012年に誕生した。強撚ウールのニットベストは、部位によってあぜ編みのテンションに変化を付けている。襟の内側の配色もアクセントに。
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph: Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling: Masayuki Sakurai , Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio