小物
リメイクで蘇ったビンテージアイテム。
新しい時代に欲しいもの。11
2020.12.16
先行きが不透明なこれからの時代に、手に入れたくなるものとはなんだろう。それはきっと、体だけではなく、心にもフィットするもの。晴れやかな気分になる、自信がわいてくる、足取りが軽くなる……。新しいエッセンシャルなアイテムが、前向きな自分像をつくり上げる
これからの時代に欲しいのは、真に価値のあるもの。価値の基準はいろいろとあるが、長く愛用しつづけられることは重要だ。クオリティーがある素材、普遍的なデザイン、修理の体制、さらにブランドが確固たるバックボーンをもっていること。それがそろっていれば、高価であっても求めるに値する。コーチとジェイエムウエストンのビンテージに対する新たな試みは、ブランドの真価を示した。
COACH(コーチ)
伝統とクラフトマンシップを表現した「コーチ オリジナルズ」。そのひとつが、「リストア」のバッグ。このグラブタンレザーを用いた名作のダッフルは、職人の手によってクリーニング、コンディショニング、リストア作業が施され、真のビンテージとして輝きを増した。
J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)
履き込んだシューズを回収し、本国フランスのリモージュの工場で修理・修復を行い、再生された一点ものとして販売する。そんなサステイナブルな取り組みが「ウエストン・ヴィンテージ」だ。スエードを用いた名作「ゴルフ」は、時代を超えていまなお、魅力を発揮しつづける。
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph: Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling: Masayuki Sakurai , Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio