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進化が加速!
ポスト大谷翔平の野球マンガ
【センスの因数分解】

2022.03.04

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『MAJOR』は大谷翔平が生まれた1994年より連載開始。その続編『MAJOR 2nd』は現在24巻まで刊行。

野球少年マンガは、昭和の時代からスポーツ少年マンガの王道であり、多くのプロ選手に影響を与える存在です。野球やスポーツ好きの範疇(はんちゅう)、さらには国境まで越え、事件ともいえる活躍をした大谷翔平。そんな大谷もまた、野球マンガを読みながらプロの世界を夢見ていたといいます。

彼が愛読していたのは『MAJOR』。メジャーリーガー茂野吾郎の半生を描いた人気マンガで、満田拓也が少年サンデーにて2010年まで連載。アニメ化もされました。そして満田は、2015年より吾郎の息子・大吾を主人公に据え、『MAJOR 2nd』をスタートさせます。なんと今度は大谷翔平の登場に、作者が触発されて誕生したのだとか。

大谷少年のメンター的存在だった作品が、プロになった大谷自身に端を発して続編スタート……。うそみたいな本当の話です。しかし驚くのはまだ早い。その内容もまた驚くほど「時代」なのです。『MAJOR 2nd』は親のDNAを引き継ぎ、スーパーヒーローが大活躍するかと思えばさにあらず。才能が受け継がれず、時に失望、時に自信喪失となりながらも、野球に打ち込む姿が描かれます。しかも中学の野球部員は必要メンバーギリギリの9人。そのうち6人が女子なのです!

次ページ野球マンガをいま読み返してみると……

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