カジュアルウェア

夏の定番スタイルをオシャレに激変させる究極の一撃!
その必殺技アイテムの使い方を解説。
ファッショントレンドスナップ145

2022.06.20

このジェントルマンのコーディネートのポイントは、短パンの色と上着の色みを同系色でまとめ、セットアップっぽくまとめているところ。こうすることで、ほんのりトレンド感が出せます。

500_2 IMG_7396

このジェントルマンのチョイスしたものはM65ジャケットをモダンにデザインしたものですが、生地はかなり薄そうですね。袖をたくし上げて涼しく着ているように見えますが、これは着こなしをスマートに見せるテクニックにもなっています。いわゆる、シャツの袖まくりと同じ効果。

ただし、よく見ると袖は、きれいに折っているのではなく、そのまま上にスライドさせているだけ。ここを下から丁寧に折り曲げるとカフスが隠れて袖口があっさりし、全体が真面目でクラシックな感じに見えてしまいます。ジェントルマンのように無造作に上げると、袖口のフラップが見せられるので、コーディネートにちょっとしたアクセントが付きます。実は、こうした見落としそうな工夫がおしゃれを醸し出すスパイスのような存在なのです。

500_3 IMG_8827
リネン素材のM65タイプのブルゾン¥113,300/ソレシティ、ポロシャツ¥24,200/バーニーズ ニューヨーク、パンツ¥58,300/五十嵐トラウザーズ、靴¥28,600/バーニーズ ニューヨーク(以上バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007  https://www.barneys.co.jp/

再現コーディネートは、リネン素材を使ったブラウンのM65ブルゾンを使い、同系カラーのショートパンツでかなりシックにまとめてみました。インナーはホワイトのポロシャツにすることで、清涼感を増しています。

500_4 IMG_8879
スタンドカラーになったソレシティのM65ブルゾンは、レザーのトリミングが部分的に使われていているので、ミリタリー感がほとんどなくラグジュアリーな雰囲気が強調されています。このソレシティというブランドは、イタリアで100年近く続く老舗で、高級感のあるアウターで定評があります。

スナップのジェントルマンの靴はブラウンのレザーデッキシューズでしたが、ここは茶系のスリップオン系を合わせれば、似た雰囲気となります。再現コーディネートでは、ローファーのソールがホワイトなので、スポーティーなイメージがプラス。

掲載した商品はすべて税込み価格です。

トレンドスナップのまとめはこちら

Photograph & Text:Yoichi Onishi

1
2
Next

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>エンポリオ アルマーニをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    エンポリオ アルマーニをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.13

  2. ギンギラギンに、この先も。<br>─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【後編】

    ギンギラギンに、この先も。
    ─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【後編】

    週末の過ごし方

    2025.05.30

  3. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>ドルチェ&ガッバーナをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    ドルチェ&ガッバーナをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.09

  4. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>フェンディをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    フェンディをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.12

  5. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>ヴェルサーチェをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    ヴェルサーチェをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.11

紳士の雑学