お酒

BRANDY LIBRARY
【第2回】
[ニューヨーク、 バーが伝える高揚、洒脱、そして文化。]

2024.01.12

パンデミックを経て、ニューヨークは何が変わり、何が変わらず、何を今伝えたいのか。人々が集うバーを巡り、“ニューヨークの思い”を探ってみると……。

<<【第1回】はこちらから

知的刺激もリラックスも……。琥珀の液体と共に

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バーの楽しみ方を熟知するということは、大人のたしなみとほぼ同義である。その傍らには、やはり琥珀の液体が似合うだろう。

  • NY バー事情2_バー2 500_2
    BRANDY LIBRARY
    25 N Moore St Frnt 1, New York, NY 10013
    https://www.brandylibrary.com/
  • NY バー事情2_バー3 500_3
    すべてを毎日磨くというボトルが、やさしく光を放つ店内。日本のウイスキーコレクションも。バーテンダーは全員、確かな知識を持ちレクチャーもしてくれる。

「Brandy Library」は、ブランデーやウイスキーなど琥珀の液体に特化したバーで19年ほど前にオープンした。6名以上のグループNG、25歳以下NGの、真の大人のための基地と言いたくなる。ボトルが敷き詰められるように置かれた棚が三方の壁をぐるりと囲む空間で、ゆったりとしたシートに体を沈め、ブランデーやウイスキーの芳醇さに包まれる……。ここはそんな至福が体験できるだけではない。知識豊富なバーテンダーからレクチャーを受けながら、テイスティングで知識を深めていけるのも、このバーの大きな特徴だ。店に立つのは、誰もがその道のマイスターであり、テイスティングという旅のナビゲーターでもある。
お酒を味わうだけでなく、新たな知識と、大人の余裕を身に付けられる。本物のバーだけが与える喜びを旅先で実感できるのだ。

【第3回】へ続く>>

「アエラスタイルマガジンVOL.55 AUTUMN/WINTER 2023」より転載

Photograph: Kosuke Mae
Coordination: Yasuyo Hibino
Edit & Text: Toshie Tanaka(KIMITERASU)

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