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猛暑を快適に過ごす、紫外線対策&“涼やか”アイテム5選
【vol.1 ロイドフットウエアのフォールディングアンブレラ】
2025.07.08

梅雨が明けないうちから、連日30℃超えの「真夏日」を記録するなど、どうやら今年の夏も全国的に猛暑となる見込みだ。文字どおり“命に関わる暑さ”を前にしては“心頭滅却すれば……”なんて精神論はとうてい無理な話。重篤化のリスクを抱える熱中症を防ぐためにも、暑さ/紫外線対策はもはや必須である。そこで、きたるべき猛暑をアイデアと最新技術で乗り切る有能アイテム5選を紹介。

暑さ対策として、最も手軽かつ効果が見込めるアイテムのひとつが日傘である。容赦なく降り注ぐ強烈な日差しを防ぐだけでなく、体感温度を3〜7℃下げると言われており、いまや日傘なしでは外出したくないと考える諸兄も多いはずだ。
各ブランド、メーカーがしのぎを削り、機能性やデザイン含めて千差万別あるなかで、今回ピックアップしたのはロイドフットウエアのフォールディングアンブレラ。日本発の英国靴のオピニオンリーダーとして知られるロイドフットウエアだが、伝統的なクラフトマンシップが息づくのは、何も紳士靴だけではない。傘の品質の高さと多彩なラインアップは、王室御用達のフォックスアンブレラや、1836年創業の高級傘専門店・ブリッグ社と並び称されるほどである。

機能面では、紫外線遮光率を示す指標はUPF30+で、これは日焼けするまでの時間を通常時より30倍遅らせるというもの。生地はポリエステル100%で、晴雨兼用だが、日傘単体としての機能も申し分ない。常にバッグに忍ばせておけば、通勤時には日傘として活躍し、突然の夕立にも何なく対応してくれる。
そして、ロイドフットウエアをおすすめする最大の理由がその品格あるたたずまいだ。日傘を使用するシチュエーションの多くが、通勤時や外回りといったビジネスシーンに付随することを考えれば、スーツやジャケットスタイルとの調和が望まれる。英国最古の傘工場で熟練の職人がすべて手作業で仕上げる一本は、夏の装いに重厚感を添えるとともに実直で誠実な人柄を印象付けるはずだ。

ぜいたくにスコッチウッドメープルを削り出したハンドルは手触りもよく、ほかにはない特別感を演出。また、天然木を削り出したシャフトと計算されたフレーム構造は、軽量タイプが主流となるなかで優れた堅牢性と耐久性を担保する。ボタンプッシュオープン仕様なので、片手が塞がっていても簡単に傘を開けられるのもうれしいポイントと言えよう。
単に紫外線を防ぐだけなら、ほかにも日傘は数多くある。それでも暑さを感じさせず“涼しい顔”でスマートに決めるなら、こんなこだわりを感じさせる一本を選んではいかがだろう。
問/GMT 03-5453-0033
掲載した商品は税込み価格です。
Text: Tetsuya Sato