週末の過ごし方
音楽好きが集まる異色の町中華が
マッチのハートをロックオン!
マッチと町中華。【第32回】
2026.04.03
どんなときでもギンギラギンに人生を謳歌(おうか)するマッチがあの町、この町の味アリな中華料理店をめぐりながら、ラーメンをすすり、ときにはビールを飲みながら餃子を頰張る、わんぱくな大人のための食の探訪記。うららかな春の陽気に誘われて、マッチが訪れたのは幼少期の思い出が詰まった神奈川県の藤沢市。町中華好きだけではなく音楽ファンをも熱狂させている「三番」で、マッチの“地元愛”がヒートアップ!
春の陽気に心が浮き立つこの季節。「町中華で大人の遠足をしたいね!」というマッチの提案でやって来たのが、神奈川県の湘南台に店を構えて40年以上という「三番」。ロックとブルースをこよなく愛する女性店主がひとりで営むこの店は、一見するとローカルに愛される昔ながらの町中華といった趣だが、中に入ればそのギャップにびっくり仰天! 壁には音楽関連のポスターやLPレコードのジャケットがびっしりと張られており「町中華というよりもミュージックバーみたい!」とマッチも目を丸くする。
高校時代から「クラプトンやマディ・ウォーターズに夢中だった」と話す店主とあって、昼は町中華、夜は定期的に音楽ライブも開催。「だからマイクがあるんですね」と興味深そうに店内を見まわし、まずはお決まりのビールを注文。
「メニューにバーボンソーダがある町中華ってシビれるよね」と言うマッチが心なしかリラックスして見えるのは、アットホームな店の雰囲気に加えて、このエリアがマッチにとって子ども時代からなじみの深い場所だからだろう。
デビュー前は「小田急線に乗って都心のレッスンスタジオに通っていた時期もあった」と懐かしそうに笑う。ここ湘南台も少年時代の遊び場のひとつで「当時は一面、畑と田んぼという感じで、友だちとよく畦道を走り回っていました。景色は変わったけれど、風というか町のにおいがあの頃のまんまでなんだかほっとするね」と話しながら、店主おすすめの柚子こしょうチャーハンと餃子、ラーメンをオーダーする。
「子どもの頃は都会の風景がとても新鮮で刺激的だったんだけれど、地元に帰ってくるとやっぱりのどかな空気感に癒やされるんだよね。その感覚はいまも変わっていなくて、2年前に(大和市で)ライブをやらせていただく機会があったんだけれど、そのときは中学時代の友だちが大勢来てくれて懐かしかったし、すごくうれしかった。この場所で過ごした時間は人生の宝物だし、あの頃の記憶はずっと鮮明に覚えています」と話すマッチのもとに自家製柚子こしょうを使ったチャーハンが運ばれる。店主から「湘南台で育った柚子で作ったんです」と聞いて「これはパンチがありますね。爽やかな辛さがビールにも合う!」とわんぱくに食べ進める。
手づくり餃子はふわっとした餡の食感が持ち味で「いくつでも食べられそう」と胃袋も開放モードに。「コメントもつい地元びいきになっちゃう(笑)。でも本当においしいからみんなで食べよう」とスタッフにもシェアする優しいマッチ。
「もし、通学路にあったら素通りできなかっただろうなあ」と言いながらラーメンをすすり、ふうと幸せそうにため息をもらす。
「音楽好きと言えばね、僕の親父もオーディオに凝っていて子どもの頃、家でレコードを聴いていたのをたまに思い出します。荷物を整理していたときに当時聴いていたビリー・ジョエルのレコードを見つけて、それはいまも大切に保管しています。町の風景と同じように、音楽も当時の感覚をよみがえらせてくれる力があると思う。そういうのを思い出させてくれるお店だから、たくさんの人に愛されているんだなと感じました」とマッチ。
お会計を済ませていると、マッチの大ファンという店の常連さんがレコードを持参して登場。感謝の気持ちを込めて一緒に記念撮影をし、いざ次の目的地へ。マッチと町中華〜春の遠足Part2〜もお楽しみに!
三番
住所/神奈川県藤沢市湘南台1-21-20
電話/0466-45-3777
営業/11:45〜14:00、18:00〜22:00
(ライブ時はシャッターを下ろして営業)
定休日/木曜日
17席
近藤真彦(こんどう・まさひこ)
1964年生まれ。歌手、俳優、レーシングチームオーナー兼監督、実業家。1979年テレビドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。1980年以降はソロ歌手として、『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『ケジメなさい』『愚か者』などなど、ヒット曲を多数発表。現在もコンサートやディナーショーで多くの観客を魅了し、そのスター性は健在。
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『近藤真彦 マッチと町中華。』絶賛発売中!!
近藤真彦(マッチ)が熱々の餃子を頬張り、豪快に麺をすする…。アエラスタイルマガジンで連載中の、ワンパクな大人たちのための食の探訪記。大好評のその内容に、取材時のアザーカット他を盛り込んで一冊のムックに。日本武道館での還暦バースデーコンサート直後に行ったロングインタビューや、ワクワクが止まらないスペシャルな「読者プレゼント(抽選)」にもご期待ください!
タイトル:『AERA STYLE MAGAZINE presents 近藤真彦 マッチと町中華。』
仕様:B5判、100P、オールカラー 発売日:2024年11月25日(月) 定価:1650円[税込]
NEWS!
<マッチと町中華。>ステッカーが完成!
マッチさんが訪れた店舗には、ご本人からオリジナルステッカーをお配りすることになりました。記事掲載された店舗に足をお運びの際は、このステッカーを探してみてください!
Photograph: Akira Maeda(MAETTICO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: GONTA(weather)
Text: Keiko Kodera