紳士の雑学

自分好みの鞄を探して。

2018.04.04

松山猛 松山猛

自分好みの鞄を探して。

男たちの持つバッグにも、時代が表れるものだ。戦後の男性風景には、革製の鞄がソフト帽とともに、日本のビジネスマン・スタイルの定番だった。男たちはそれに書類や新聞、人によっては愛妻弁当などを入れ、通勤電車に乗り込んだものだ。
ところが最近、ビジネスバッグの主流は、いわゆるナイロンなどの布を用いたものや、ナイロンと革を組み合わせたデザインのものとなってきた。それは昔と違って、紙類だけではなく、結構な重さのパーソナルコンピュータや、さまざまなモバイル機器などを持ち歩く人が増えたため、全体の重量を軽減しようと、軽い素材を用いたバッグに人気が出たからにちがいない。
だが僕は、昔ながらの革製ブリーフケースの存在感が好きだ。
革製のものは、手入れさえ怠らなければ長年の使用に耐えることができる。靴の色やベルトの色とそろえることによって、ファッションにもトータル感が増すし、最近の革には軽さを追求した素材も生まれているから、実用性の面からも問題はない。クラシックさがまた、新しさでもある時代なのだから、自分好みの革鞄を探してみよう。

出典:永久保存版「スーツ」着こなし事典(朝日新聞出版)

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 約10年ぶりとなるTIMEXとのコラボレーション!<br>ミリタリーとタフネスを体現する、<br>シーンレスに使える一本

    約10年ぶりとなるTIMEXとのコラボレーション!
    ミリタリーとタフネスを体現する、
    シーンレスに使える一本

    腕時計

    2026.04.20

  2. 和華蘭(わからん)を呼吸する。【後編】<br>町田啓太とホテルインディゴ長崎グラバーストリート

    和華蘭(わからん)を呼吸する。【後編】
    町田啓太とホテルインディゴ長崎グラバーストリート

    週末の過ごし方

    2026.04.23

  3. 本州最西端の海峡都市へ。【後編】

    本州最西端の海峡都市へ。【後編】

    週末の過ごし方

    2026.04.20

  4. 和華蘭(わからん)を呼吸する。【前編】<br>町田啓太とホテルインディゴ長崎グラバーストリート

    和華蘭(わからん)を呼吸する。【前編】
    町田啓太とホテルインディゴ長崎グラバーストリート

    週末の過ごし方

    2026.04.16

  5. デジタル先進国が「紙」へ戻る理由。<br>脳を救う「クリエイティブ習慣」。

    デジタル先進国が「紙」へ戻る理由。
    脳を救う「クリエイティブ習慣」。

    週末の過ごし方

    2026.04.22

紳士の雑学