週末の過ごし方

ヘルシーでいておなかも満足「菜の花のボンゴレ」
[長尾智子 料理の歳時記]

2019.04.03

ヘルシーでいておなかも満足「菜の花のボンゴレ」<br>[長尾智子 料理の歳時記]

食材は旬の時期に味わうのがいちばん。出盛りの食材をいかにおいしく料理するか。料理研究家の長尾智子さんに教えていただきます。

春の食材「菜の花」

アブラナ科の花野菜の代表格。食用の菜の花としては、さまざまなアブラナの品種があり、「菜花」「花菜」などと呼ばれる。同じ仲間に菜種油用の品種も。2月〜3月が旬。蕾の時期しか食べられない旬の短さからくるぜいたく感と、独特のほろ苦さで近年とても人気が高い。カリウム、鉄分などのミネラルが豊富で、ビタミンCはほうれん草の3倍以上、β−カロチンはピーマンの5倍と、栄養価に優れている。与謝蕪村の俳句、「菜の花や 月は東に日は西に」は、菜種油用の菜の花畑を詠んだものと思われる。

「おなじみのボンゴレに菜の花を加えて春の味に。スパゲティではなく耳たぶ形のオレキエッテと和えました。パスタの種類を替えると、見た目だけでなく食べ心地も変わります。あさりは多めに入れるほうがおいしく仕上がります。深めのフライパンが作りやすく、おすすめです」

<材料4~5人分>
菜の花 1束
あさり 約600g
パスタ(オレキエッテ) 約300g
にんにく 1片
オリーブ油 約大さじ3
白ワイン 大さじ3
レモン 1/2個
塩 少々

<作り方>
1.あさりは少なめの塩水に約1時間漬けて、砂抜きする。にんにくは皮をむく。

2.菜の花は洗ってから、ボウルに入れて葉がしっかり漬かるように水を注ぎ、4〜5分おく(葉の部分を折って束ねてあるものなら、葉を広げる)。菜の花がしゃきっとしたら水気を切り、長さ1cmほどに刻む。葉の部分は幅があるので、縦に細く切り分けてから同様に刻む。 

3.鍋にたっぷりお湯を沸かし、塩を加えてパスタをゆではじめる。

4.フライパンにあさりを入れ、塩を軽く振る。中火にかけて、白ワインを加えてふたをする。あさりの口が開いたら、2の菜の花を加えてオリーブ油大さじ2を半量ずつ2回に分けて加え、ふたをして2〜3分火を通す。

5.ゆで上がったパスタを大きめの器に入れ、残りのオリーブ油をまわしかけてざっと混ぜる。4を手早くのせ、一気に混ぜ合わせる。途中、味を見て足りなければ塩を足す。食べる直前にレモンを搾りかける。

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「料理の歳時記まとめ」はこちら

プロフィル
長尾智子(ながお・ともこ)
フードコーディネーター。レシピのみならず、調理道具、器、食文化全体を大きくとらえた独自の世界観が、性別を問わず支持を集める。「食べ方帖」(文化出版局)など著書多数。新刊は、お茶とお菓子、お酒と肴(さかな)を一冊にまとめた「ティーとアペロ」(柴田書店)。
vegemania.com

Photograph : Masanori Akao
Food Coorditate : Tomoko Nagao
Edit : Mika Kitamura

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