接待と手土産

「井上商店」のわかめ麺
すべて実食! 自慢の手土産 #51

2020.09.07

「井上商店」のわかめ麺<br>すべて実食! 自慢の手土産 #51

ワカメから生まれた、のど越しのいい色鮮やかなグリーンの麺

麺好きにぜひ贈りたいのが、淡路島で製麺業を営む井上商店の「わかめ麺」だ。数年前に取材で訪れたときに、現地の人に絶対においしいから食べてみてと連れて行ってもらったのが出合いだ。筆者はうどんにそば、素麺、ラーメンと麺ならなんでもござれの麺好きだが、どちらかというと王道好み。最初、わかめを練り込んだ麺と聞いても、あまり食指が動かなかった。

ところが試食に出してもらったわかめ麺を食べた瞬間に反省しきり。ワカメの風味がストレートに伝わってくるうえに、つるんとしたのど越しのよさも半端ない。いままで食べたことのない緑色の麺を、その誕生秘話に耳を傾けながら一気に完食してしまった。このオリジナル麺は、「他社にないものを作ろう」という井上イズムのもと、数々の失敗や挫折を繰り返しながら、なんと60年もかけて商品化にこぎつけたものだ。

淡路島は、日本古代から皇室・朝廷に食料を献上する「御食国」として知られる食材の宝庫。特に海産物が豊富で、島の沿岸では風味豊かで肉厚なワカメが採れる。その上質な生ワカメを粉末ではなく、ペースト状にして麺に練り込むことで、緑色の麺が生まれ、さらにワカメに含まれるアルギン酸によって、つるつるもちもちの食感になるのだそう。驚くほど色鮮やかなグリーンの麺だが、着色料は一切使っていない。

同梱されているだしの利いたほんのり甘めのつゆと、あれば刻みのりを添えて冷麺として食べるのがおすすめだ。冷凍保存のため、いつでもすぐに食べられる。飾り気のない素朴な段ボール箱で届くのも、味への自信のほどがうかがえて、かえって期待が膨らむ。

このように全国で商品づくりに真摯(しんし)に向き合う人々によって、精魂込めて作られた逸品が簡単に手に入るのが通販の魅力。そしてその思いを相手と共有できるのが贈り物の醍醐味だ。一人暮らしの友人やいつも忙しい仕事仲間に、いつでも簡単に作れて、ヘルシーでおいしいわかめ麺を届けてみてはいかがだろう。

ITL-1DX0005

有限会社井上商店
兵庫県南あわじ市広田広田577-1
価格/わかめ麺ギフトセット(8個入)3040円(税別・送料別)
問/0799-45-0385
https://mikke-awajishima.com/wakamemen.php

過去の手土産の記事はこちら

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Yuka Kumano

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 株式会社星野リゾート<br>代表 星野佳路 インタビュー[後編]<br>[ニッポンの社長、イマを斬る。]

    株式会社星野リゾート
    代表 星野佳路 インタビュー[後編]
    [ニッポンの社長、イマを斬る。]

    特別インタビュー

    2026.06.30

  2. クラシックな装いに彩りを添える、<br>町田啓太さんとの旅の思い出。

    クラシックな装いに彩りを添える、
    町田啓太さんとの旅の思い出。

    週末の過ごし方

    2026.07.03

  3. 端正なたたずまいが大人っぽさを演出する、<br>サンローランのTシャツ。

    端正なたたずまいが大人っぽさを演出する、
    サンローランのTシャツ。

    カジュアルウェア

    2026.07.02

  4. ポロ ラルフ ローレン<br>プレッピーなマインドで重ね着の妙を楽しむ。<br>【春の到来、スーツの美学。】

    ポロ ラルフ ローレン
    プレッピーなマインドで重ね着の妙を楽しむ。
    【春の到来、スーツの美学。】

    スーツ

    2026.06.29

  5. 「刺し子」のモノグラム・モチーフに日本の美意識が宿る、<br>ルイ・ヴィトンのTシャツ。

    「刺し子」のモノグラム・モチーフに日本の美意識が宿る、
    ルイ・ヴィトンのTシャツ。

    カジュアルウェア

    2026.06.29

紳士の雑学